「蛮幽鬼」と「沼袋十人斬り」
一昨日は新感線の「蛮幽鬼」を観て来ました。
もう、いつも新感線は楽しみなんですが、新橋演舞場ってのも大好きな劇場なんで、ダブルで楽しみで行きました。
が、もう期待を超える、超えるの最高のお芝居。
すごすぎました。
今回はお笑いよりも、ストーリー重視なお話なんですが、みんなの目的が寄り道がなく、最後まで貫きとおしてる感だったり、お笑いの部分のバランス、そして役者さんのバランス、キャラクターのバランスが素晴らしく、そして美しさ、妖艶さ、人間の普遍的な感情である嫉妬や自慢を上手く使われた本、なのにわかりやすい、もう全てが無駄なく一つになっていた気がしました。
しかも、とんでもないハイレベルで。
まあ、日本のトップレベルの舞台役者さんたちがごろごろ居る、というか全員すっごい人たちだから、こんな芝居ができるのだろうか。
一人も欠けちゃ出来ない芝居だと思いました。
上川隆也さんはやっぱりすごく魅力あるし、お上手だし、早乙女太一さんは若干18歳なのに、天才としかいいようのない殺陣だし、橋本じゅんさんは最高に面白いし、聖子さんは怪演だし、千葉さんなんて非の打ちどころないし・・・、あ~きりないね。
いや、すごかったっす。
勉強させてもらいました。
終わって楽屋行ったんですけど、演舞場って5階だてに楽屋が分かれてるから、挨拶いくのに大変、大変。
途中に挨拶した橋本じゅんさんの楽屋でポヨーンと長話してると、何人かはすでに帰ってて、会えない人がいました。みんな帰り支度早いんだな。
帰りにシャワーあがりの上川さんには会えたけど。久々だったので嬉しかったです。
そんで、大好きな千葉哲也さん、山本亨さん、高田聖子さん、演出のいのうえひでのりさん、観に来てた明星真由美さんと飲み。
楽しく幸せに飲みましたさ。
んで、昨日、シャンプーハットの「沼袋十人斬り」を観に、スズナリへ。
これまた面白かった。
シャンプーは前に観た、「その夜の侍」ってのがすごく大好きだったんだけど、
それに勝るとも劣らないくらい、僕の好きな作品。
やっぱ良いわ~赤堀雅秋さん。
実はインフルエンザで急遽、休演して代役たてたりがあったんですが、そんなアクシデントを思わせることない劇団の団結力、底力が垣間見えて素晴らしかったです。
役者さんたちは本当に大変だっただろうと思います。
赤堀さんは身を削って暴れまわってるし、抽象的な装置、実験的な要素もあって、意欲作、って感じです。
まだチケットあるらしいので、もしお時間ありましたら是非。おすすめです。
あと三日くらいやってるはずです。
アクシデントがなければ、ですが。
もし、これを観て行ってくれた人はアンケートに「僕のブログ観て来ました」って書いたら、
ま、特典は何もありませんが、僕が感謝されます。
あと三日だからスケジュール難しいでしょうが。
終わって、鈴木砂羽ちゃんと、近藤公園くんと赤堀さん、ノゾエ征爾さんと飲み。
気心しれた面白メンバー。
最高でした。
面白芝居を祝して、帰ってからベーコンとほうれん草のペペロンチーノを作って一人で食べました。
美味しかったです。