かなり昔、私が幼稚園児か小学生くらいだった頃に
確かお母さんと(姉も居たか?)ご飯を食べに行った時。
トマトとモッツァレラチーズとバジルにオリーブオイルがかかったものが出てきて、
今思うと子供の好きな感じのメニューでは無い気がするけど、
それがすっっっごく美味しかったの。
お母さんも「あれ、美味しかったねー」「今度おうちでも作ろうねー」って言ってて実際に材料を買ってきて家で作ったり、家でバジルを育てるようになったりした。
そのくらい私もお母さんも感動していた。
それを食べる度に、「このサラダ(?)の名前ってなんだろうね?」という話になって、「もしかするとあのお店のオリジナルメニューなのかもね。」という結論になっていた。
当時の私は調べる手段も分からないし、お母さんも知らないってことはそうなんだろうなって思ってた。
しばらくして、お母さんが「分かったの!あれカプレーゼって言うんだって!」って教えてくれて、私は、「お母さんも知らなかった料理だからかなりマイナーなんだな」「きっとカプレーゼを知ってる人は少ないんだろうな」って思っていた。
しかし、少し経ってメニューを見て自分で決めたりするようになってから、私は、何度もカプレーゼを見かけることになる。
「お母さん、世の中にこんなに普通に存在しているものを知らなかったの!?」って衝撃的だった。
だから今でもカプレーゼを食べるとそれを思い出す。
ちなみにお母さんは特に世間知らずな訳でもそういうのに疎い訳でもない。だからこそ、私には衝撃だったし、今でも覚えているくらいのエピソードとなった。
その時、親とか大人って何でも知ってるわけじゃないんだなって思ったよ。
なんなら子供心に「大人なのに子供の私と同じものを知らなかったなんて、お母さんって私より馬鹿なのか?」くらい思った。笑
でも今思うと、本当にその通りで、親とか大人だからっていう理由で正しいとか逆らっちゃいけないって思うのは間違っている。
大人ならみんな分かってることだけどね!
それを幼少期に気が付けたことは、良かった。
そのくらいだね、私が大人を舐め始めたのは。
大人なんて舐めてかかるくらいで良い。
「大したことない人」の略だからね。
年齢が上なだけで偉そうにする人に惑わされちゃダメだ。
と、カプレーゼのエピソードだけで、ここまで考えさせられたよ。
カプレーゼは懐かしい思い出だよ。