この前、私が油っこいものを食べた日が続いたため、サッパリしたものが食べたなって

「お刺身が食べたい」ってお母さんに言ったのね。

そしたら次の日の夜ご飯に海鮮丼を買ってきてくれて、

お母さんって私でさえ忘れてたようなことをよく覚えててくれるな〜って思った。

お母さんはそういうところがある。



それで昔話を思い出したんだ…

私が小学生の低学年の時に読んでいた漫画に"ポプリ"っていうものが出てきたの。

多分、聞いたことはなくても見たことはある人はいると思う!

よくカフェのトイレとかに置いてある、乾燥させたお花で良い香りがするの。

それが欲しくて欲しくて、お母さんにポプリが欲しいって言った。

そしたらお母さんは「探してみるね」って言って、数日後に本当に買ってきてくれたの。


私のお姉ちゃんに。


…笑

今ならお母さんが記憶を間違えたんだなぁと思って「えー!それ私が欲しいって言ったやつだよ!!!」って言えるけど、

当時の私は何が起こったかよく分からなくて、その現実がただただ悲しくて、泣きそうになりながら「お姉ちゃん、良いなー…」って言ったんだ。

今でもすごく良く覚えてる。

私の様子を見てお母さんは何かおかしいぞ、と思ったみたいで「もしかして、これ欲しいって言ってたのれなちゃんだったっけ…」って気が付いたみたい。

で、すごく謝って次の日に色違いのものを私に買ってきてくれたんだ。

もともとお母さんはお土産やお菓子を買う時も私とお姉ちゃんに同じようにくれる人だった。それは今より昔の方が印象的だから、お母さんなりに配慮してたのかなって思う。

だからお母さんは意地悪でそんなことするわけないって分かっていたからこそ、色んな可能性を考えて泣き出しそうになってしまった。

昔の私は今よりとてもとても遠慮する子で、あんまり欲しいものや食べたいものを口に出さなかった。

だけど私がこれを欲しいってピンポイントで言ったものだったから、1つだけを買ってきたんだろう。

あんまり幼少期の記憶は無いけれど、その瞬間は申し訳なくて切なくていっぱいになったのを覚えてる。

今思い出してみると、お母さんもその時色んな感情になったんだろうな。

でも、お姉ちゃんにあげた青いポプリより、私にくれたピンクのポプリの方が、すっごく嬉しかった!今でも机の上に置いてあるよ。





写真を撮ろうと思ったら全然ピンクじゃなくなってる…ガーン

ポプリって消耗品なんだ!

新しいの買わなきゃねハートブレイク


もうひとつ思い出した話があって、それは今回とは全然違ってものすごく怒られた話なんだけど、ムードが壊れるからまたいつか書く!