夏休み期間中、面談がある学校も多いですね。
1学期に見えてきた成長や課題についての情報共有と、2学期の学習や生活行事についての見通しについてお話しされるとは思います。
普段よりも、少し落ち着いてお話ができますので、話す内容をある程度まとめていかれると、よりよい面談になるのではないかと思います。
さて、
保護者の方と面談をしているときに、よく話題に出ることがあります。
それは、よく保護者の方が
『自分の小さい頃と比べてどうか』を話されることです。
例えば、
「自分も小さかったとき落ち着きなかったから、息子もそうだと思います。」
「私も中学校から、落ち着いて席に座っていられたので、そのうちよくなると思うんですよね。」
「私はできたのに、どうしてできないんだろ?」
など、保護者の方が自身の子供の頃と比べて、自分とは異なった個性に悩まれている方が多いと感じます。
確かに、自分と比べて異なることが多いと、どうしたらよいか分からないことが多いですよね。
しかも、自分と同じようになると、型にはめてしまうと、ほとんどのお子様は途中で崩れてしまいます。
親子の関係性や信頼性も崩れる原因になり、言うことを聞かなくなってしまいます。
そのような話をされるとき、
私はいつも、
「私も分からないことが多いので、連携して、分かるようにしていきましょう。」
「子供といっても、違う環境や時代で生きているので、自分とは全く異なる人間ですよね。」
とお話しさせていたきます。
そのように思っていないと、
『なんでできないんだろ』
『この子は大丈夫なのかな』
と、だんだん、フラットな目で見れなくなって、正しい理解ができなくなります。
自分と子供を比べてしまいがちですが、それをやっても参考にはなるかも知れませんが、意味がないことが多いです。
面談をしていて、よく話題にでることなので、もしそのように思っていたら、思い出していただきたいな思います。