5月の中旬から6月の上旬にかけて行われることの多い運動会や、6月、7月に多い宿泊活動など、1学期には大きな行事がたくさんある学校も少なくはないと思います。



もう、すでに運動会を終えられ、一安心されている方もいらっしゃるかもしれません。



ただ、行事の本番に向けて続いていた緊張感がなくなってしまうと、気が緩んでしまって、これまでできていたことができなくなったり、失敗体験を繰り返したりする場合があります。


特に、行事が抑止力になって、トラブルを回避するように意識していた子になると、抑止力がなくなってしまうので、荒れてしまうことが多い傾向にあります。



大きな行事を乗り越えると、成功体験になって、自身の成長につながります。


しかし、その後も意識するような支援を行わないと、行事での成功を超えてしまうような失敗

体験をしてしまう危険があります。



私は、行事のあと、やる気がなくなったり、トラブルを起こしたりする子にいつも、


「頑張った自分に失礼じゃない?」


「せっかく頑張ったのに、もったいない」


「頑張っていたあなたが、今のあなたをみたらどう思うかな?」



と言葉をかけて、

『成功した自分』を意識させるようにしています。



結構この言葉かけは効果があって、行事の成功体験が嬉しい体験になっていればいるほど効果はあります。



しかし、そうは言っても、行事の後はだらけて

しまうものではあります。


正直なところ、教員もいつもの調子にはなかなか戻りづらいです。

(私だけかもしれませんが、、)



ですから、疲れから来ていることも考慮して、少し許容範囲を広めにしておいて、それでもやらない場合に、厳しめではありますが、成功体験前の頑張っている自分と比べて、もう一度意識させることが重要なのではないかと思います。