保護者の方がお子様に対して、
「学校では、〇〇に気をつけるんだよ」
「友達に手を出してはいけないよ」
「先生に〇〇を言ってね」
など、約束をする場面が多いかと思います。
ですが、保護者の方は学校の様子が見えないことが多いので、
本当に約束を守っているか心配になる方もいらっしゃると思います。
私の感覚ですが、
子供たちは、結構保護者の方との約束を覚えていて、守っていることが多いと感じます。
子供たちの会話の中にも
「お母さんと約束したから、僕はやらない」
「道具箱の中を綺麗にしなさいって、お父さんに言われた」
「お母さんが、分からなくなったら先生に言うように言われた」
など、
会話の中に、「お父さん、お母さんとの約束」という言葉が出てきています。
『ちゃんと、言ったことを守っているかな?』
『理解きてくれているかな?』
『家で、約束を守れているか聞いても全然答えてくれないから、大丈夫なのかな?』
と、不安になるお気持ちも分かりますが、結構意識できていると思います。
もちろん忘れていたり、意識していても失敗したりすることもありますので、その点はもう一度約束を確認するなどの支援が必要かと思います。
ただ、思うところがありまして、
約束を守れるのはいいことなのですが、間違えた伝わり方をして、生活に支障が出たり、学校や学級のルールを変えようとしたりする場合もあります。
例えば、
『昨日体調が悪かったから、給食は食べれる分だけでいいよ』
といった約束をしたとします。
それが、子供たちのなかで、
『給食は食べなくてもいい!』
『好きなものだけ食べればいい!』
など、勝手な解釈や思い込みをして、周りに自慢したり、行動をとったりすることがあります。
約束をするときには、
約束をした後、もう一度お子様の口から内容を確認させるようにすると、勝手な解釈や思い込みを防ぐことができるのではないかと思います。
保護者の方がお子様と約束をするのは、とても効果があると思います。
ぜひ、機嫌がよいときに、約束について意識ができているか確認してみてください。