どうしても声が大きくなってしまう子がいます。
室内でも屋外でも関係なく、大きな声で話をしてしまって困ってしまった経験があるのではないでしょうか?
特に、あまり大きな声を出してはいけない公共の場で、声のボリュームを間違えて話してしまうと、周りの人の迷惑になってしまいます。
ただ、ここで問題なのは、大きな声をわざと出している場合は別ですが、悪気がなくて、単純に自分の声のボリューム感が分からずに、大きな声になってしまう子供たちです。
結構、気持ちや状況で声のボリュームが分からなくなってしまうことがあります。
隣で話しているのに、大声で話す子も中にはいます。
そのような子供たちは、分かっていないのに、叱られる場面が増えてしまうので、自己肯定感が下がってしまいます。
叱られなくても、人前で注意をされても、自信がなくなってしまう子供たちもいます。
さらに、注意されると気持ちが高ぶって余計に大きな声になってしまうことがあります。
自己肯定感が下がらずに、気持ちを高めずに、
『声が大きいこと』
『適切な大きさを知ること』
この2つを教えてあげなければなりません。
私がよく使っている方法は、
【ハンドサイン】です。
声を出す注意よりも、視覚的なサインの方が声の大きい子供たちには伝わりやすいです。
①一人一人にハンドサインの約束を決めます。
例えば、
『一回シー🤫の合図をしたら、声が大きいから意識してね』と共通認識をしておきます。
そのとき、
「こっちは声出さないから気付いてね。」
「教えてあげるからね。」
と、ハンドサインは、周りにあまり知られずに、意識ができる道具のような感じで伝えてください。
②動きで、ボリュームを調整する。
『シーの合図をしたまま、下に下げること』
=
『ボリュームを下げること』
『ちょっと🤏の幅を開いたり閉じたりする』
=
『声の大きさを調整する』
といった、動きでボリュームを操れるように決めて練習しておくとよいかと思います。
③よくできた合図を決めておく
ハンドサインには、できなかったときだけではなく、意識してできていたり、意識していなくても声のボリュームが合っていたりすることがあります。
そのときは、🤫👌などできたときのハンドサインを決めておくとよいと思います。
電車の中や図書館、スーパーなど声のボリュームに気を付けなければならないときに、
ぜひ、『ハンドサイン』を試してみてください。