世界はどこでも同じ、という気付き(7) | 滋賀トーストマスターズ

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Lyonは何で行ったかと言うと、購入していた材料メーカがあったので、
そこの人とフェースtoフェースで話をするためでした。
アポイントを取った日が中途半端だったため、2~3日、Lyonで過ごすことに
なったのでした。
そこで、空いた時間を埋めるため、トーストマスターズを訪問することに
したのです。

Lyon Toastmasters Unlimitedというbilingualクラブにあらかじめ
メールを送っていたのですが、Welcomeと言われたので、訪問することに
しました。

移動手段のトラムと地下鉄がいりくんでいるのは、ヨーロッパの他のところと
同じです。
そこで、Bremenと同じで、ほんとうに会場に行けるのか心配だったので、
あらかじめ下見をすることにしました。(さすがにLyonが大きい街なので、
歩いて行くことは断念しました)

Googleマップからテッドトール公園から近いところにあるらしいと
目星をつけて、さっそくトラムで近くまで行くことにしました。

向こうって、トラムでも何でも、乗っている時に駅名はあまり言わないですよね。

また、駅名を見ても、フランス語って、あまり目に入ってこないし。

多分、この当たりかな、と思ったら、後は、えいや! で行動するのみ。

えいやでトラムから降りてから、自分の場所を確認しながら、
例によってふらふら歩いていました。

地図より広く見えたり、あるいは狭く見えたりする道路を地図と見比べ、
うろうろして、ようやく、ここらへんという場所に着きました。

でも、普通は、市民センターとか、集会場とか、そんな雰囲気がただよっていそうなのに、
マンションの一部のようなビルがあるだけ。
しかも例によって、入り口にはキーがあって、中には入れない。

でも消去法から行って、このビルしかないし。

何度も地図と、現場の位置関係を確かめながら、90%ここに間違いないと確信したのでした。
場所を目に刻み込み、帰りは、トラムに乗って、街中を観光して帰ることにしました。

と思いきや、急に、トラムは止まり、今日は、ここまでしか走らない。
皆さん降りてくださいと言っているような声が聞こえました。
乗客は、ぞろぞれ降りていきます。
乗客がみんな降りて行ったので、私も一緒に降りました。
一体、何が起こったのか、わかりません。

突然のことに頭がぼーっとしていたら、別のトラムが来たので、
そちらに乗って帰ることにしました。

一体、なんだったのか、頭が付いて行かないうちに、トラムが少し走ると、
どうも道路に人が歩いているのが見える。

賃金上げろ! 雇用を守れ! というデモ行進のようです。

そう、その日は、あらかじめデモをやることがわかっており、
トラムはある区間、運転を取りやめていたようでした。

さすがフランス。利便性よりも、個人の要求が大事。それを、皆、当たり前と思っている。
日本だったら、ぼろくそに言われますよね。

昔、JRが国鉄だったとき、よくストライキをしていたものでした。
でも、最近は、とんと「ストライキ」という言葉は聞きません。
日本だけが、世界とは違ってしまったのかもしれないですね。

そんなこんなで、その日は、「星の王子様」のリヨンで、結構、
リアルなデモ行進を見ながら、自分の宿にたどり着くことができたのでした。