Lyonは何で行ったかと言うと、購入していた材料メーカがあったので、
そこの人とフェースtoフェースで話をするためでした。
アポイントを取った日が中途半端だったため、2~3日、Lyonで過ごすことに
なったのでした。
そこで、空いた時間を埋めるため、トーストマスターズを訪問することに
したのです。
Lyon Toastmasters Unlimitedというbilingualクラブにあらかじめ
メールを送っていたのですが、Welcomeと言われたので、訪問することに
しました。
移動手段のトラムと地下鉄がいりくんでいるのは、ヨーロッパの他のところと
同じです。
そこで、Bremenと同じで、ほんとうに会場に行けるのか心配だったので、
あらかじめ下見をすることにしました。(さすがにLyonが大きい街なので、
歩いて行くことは断念しました)
Googleマップからテッドトール公園から近いところにあるらしいと
目星をつけて、さっそくトラムで近くまで行くことにしました。
向こうって、トラムでも何でも、乗っている時に駅名はあまり言わないですよね。
また、駅名を見ても、フランス語って、あまり目に入ってこないし。
多分、この当たりかな、と思ったら、後は、えいや! で行動するのみ。
えいやでトラムから降りてから、自分の場所を確認しながら、
例によってふらふら歩いていました。
地図より広く見えたり、あるいは狭く見えたりする道路を地図と見比べ、
うろうろして、ようやく、ここらへんという場所に着きました。
でも、普通は、市民センターとか、集会場とか、そんな雰囲気がただよっていそうなのに、
マンションの一部のようなビルがあるだけ。
しかも例によって、入り口にはキーがあって、中には入れない。
でも消去法から行って、このビルしかないし。
何度も地図と、現場の位置関係を確かめながら、90%ここに間違いないと確信したのでした。
場所を目に刻み込み、帰りは、トラムに乗って、街中を観光して帰ることにしました。
と思いきや、急に、トラムは止まり、今日は、ここまでしか走らない。
皆さん降りてくださいと言っているような声が聞こえました。
乗客は、ぞろぞれ降りていきます。
乗客がみんな降りて行ったので、私も一緒に降りました。
一体、何が起こったのか、わかりません。
突然のことに頭がぼーっとしていたら、別のトラムが来たので、
そちらに乗って帰ることにしました。
一体、なんだったのか、頭が付いて行かないうちに、トラムが少し走ると、
どうも道路に人が歩いているのが見える。
賃金上げろ! 雇用を守れ! というデモ行進のようです。
そう、その日は、あらかじめデモをやることがわかっており、
トラムはある区間、運転を取りやめていたようでした。
さすがフランス。利便性よりも、個人の要求が大事。それを、皆、当たり前と思っている。
日本だったら、ぼろくそに言われますよね。
昔、JRが国鉄だったとき、よくストライキをしていたものでした。
でも、最近は、とんと「ストライキ」という言葉は聞きません。
日本だけが、世界とは違ってしまったのかもしれないですね。
そんなこんなで、その日は、「星の王子様」のリヨンで、結構、
リアルなデモ行進を見ながら、自分の宿にたどり着くことができたのでした。