今回は「論語と算盤」について書いていきます。

 

渋沢栄一さんは皆さんご存じの通り、新一万円札の顔の人です!

JR、サッポロビール、みずほ銀行、帝国ホテルなどなど

数々の大手企業の設立に携わっておられます。

調べてもらえるとわかります。すごすぎです。

「日本資本主義の父」と呼ばれるのも大いにわかります。

 

さて、そんなお方の思想を知れるのがこの「論語と算盤」となっています。

まず、思想が書かれており、

その後その思想に関するエピソードが描かれるという書き方です。

エピソード部分が長いので読みやすくなっていると思います。

 

では、その中で個人的に心に響いた考え方を書いていきます。

 

~かに穴主義~

まず、かに穴とは何なのか説明します。

かには、土の中に潜るとき「自分の体がちょうどはまる大きさの穴」しか掘らないそうです。

その話から、「自分の身の丈に合った生き方をする」という考え方が

「かに穴主義」という名称になっています。

 

「身の程をわきまえる」という言葉がありますが、ネガティブな印象のみを受けますよね?

それはこの言葉が、「自分の能力よりも高い能力がいる仕事をするな」、

「できないことをしようとするな」という意味合いを強く持っているからです。

しかし、かに穴主義それとは異なり、

「自分の能力よりも低い能力しかいらない仕事をするな」、

「簡単にできる仕事をするな」という意味合いも含んでいます。

 

つまり、「常に今の自分にとってちょうどいい難易度の仕事をしろ」ということです。

難しすぎる仕事は、緊張感が高すぎて得られるものも得られません。

またリスクもとても高いです。

簡単すぎる仕事はリスクは低いものの、緊張感のなさから得られるものは少ないです。

ちょうどいい緊張感が持てる程度のリスクがあれば、得られるものは多くなります。

仕事の難易度は、性格や能力の違いによって異なります。

向き不向きもあります。

ですので、まずは自分を知ることが大切です。

 

自分に向かない仕事はある、だからできない仕事に執着してはいけないと

あの渋沢栄一さんがおっしゃっています。

日本資本主義の父である、あの渋沢栄一さんでさえできない仕事はあるんです。

また、逆に考えると、向かない仕事があるということは、

向いている仕事があるということです。

ポジティブかつ綿密に自分について考えましょう。

 

自分がわかれば、それを大きく見せたり小さく見せたりずに

ありのままの自分で精一杯できることをしましょう。

自分をいつわるのはつらく、寂しいことです。

ありのままの自分を等身大の自分を認めましょう。

そこがスタート地点です。そこから成長していくんですから。

 

もうひとつ書きたかったのですが、

長くなりすぎるので今回はここで終わって、

また次回に続きを書いていこうと思います。

 

ご精読ありがとうございました。

いいねをくださった方ありがとうございます。m(_ _)m