今日はアドラーの心理学「嫌われる勇気」の第二夜について書いていきます。

 

第一夜では、「トラウマは存在しない」が主張でした。

第二夜ではどのような新しく素晴らしい発想を与えてくれるのでしょうか。

 

~第二夜~

今回の哲人の主張は、「すべての悩みは対人関係」です。

個人的には「すべての悩みは他人との比較によって生まれる」と言い換えれると思います。

ただ、他人と比較することによって自分を見直しさらなる成長を遂げることも可能なので、

一概に比較することが悪いとも言っておられません。

悪いのは、他人と比較することで劣等コンプレックス(自分が劣っていると感じ、

それに思い悩むこと)を持ってしまうことだといいます。

劣等コンプレックスを持つということは、自分と他人の間で勝ち負け、優劣をつける

という行為に直結するからです。

勝ち負けが発生すれば、自分と他人は敵対関係になってしまいます。

すると、最終的には他人が全員「敵」に見えてしまうのです。

 

哲人は勝ち負けの世界に足を踏み入れると悩みは減らないと言っています。

なぜなら、勝てば終わりではなく、敗者からの復讐に悩まされ、

負けるのが嫌だから勝つ方法を見つけるのに悩み、

もし負ければ劣等コンプレックスに悩まされるからです。

 

ではどうすればよいのか。

勝負の舞台に立たないことが重要だと言います。

それには、相手の意見を許容すること、

相手に自分の考えを無理に認めさせようとしないこと、

自分の意見が正しいと思わないこと、

マウントをとろうとしないこと、が必要です。

 

他にも「人生のタスク」や「人生の嘘」について語られていますが、

上手くまとめられそうにもないので読んでいただければと思います。(^_^;)

 

ご精読ありがとうございました!

次回も、嫌われる勇気の続きを紹介していこうと思います。