約2年の開発期間を経て、ようやく完成した「信楽焼 発酵壺」

 

「鮒ずしをはじめ、発酵文化が豊かなここ滋賀県で、信楽焼が発酵文化に関わり、支えることはできないか?」

弊社代表寺脇のそんな強い思いから、このプロジェクトがスタートしました。

滋賀県で発酵と言えば高島市。

そこで、高島市商工会さんから紹介をいただき、高島市在住で、発酵料理家として活躍されている「他谷昌子」さんにご協力をお願いしました。

 

 

 

検証①プラスチックと信楽焼の違い

まず、信楽焼のぬか漬け鉢とプラスチックの鉢とで 比較していただきました。

 

結 果

香り、味、漬かり具合、すべてが違い、信楽焼の糠床が美味しく漬かっている。
通常は、発酵するのに2~3週間かかるところ、信楽焼の鉢では1週間で漬かった。 分解が早く、より細かくなっている。

 

やはり違う!

 

検証②形状の改良

他谷さんのアドバイスを基に、更に使いやすい形状を模索。

  • 発酵するには、高さが必要なので、平べったいものよりも、 縦に細長いもののほうが良い。
  • 一般家庭向けにはスペースの問題も。
    冷蔵庫に収まるサイズで。
  • もっと持ちやすく。

・・・等々

 

より菌によく、より現代の家庭環境に合わせ、より現代の住宅デザインにもマッチした鉢を

そこで見えてきたイメージ

 

「お漬物が暮らす家」

お漬物を漬ける容器は、お漬物にとっての家。菌にやさしい環境をつくれれば、より良く発酵し、美味しいお漬物ができるはず。菌もお洒落な家にも住みたいはず。
家族みんなで大事に育ててもらえる。そんな「家」を作りたい!

 

さらに、もっと良い機能を付け加えることができないか?

「魔法のボトル」と同じ天然鉱石を使用した釉薬を使えば、もっと良くなるのでは・・・

 

検証③魔法のボトルと同じ釉薬をした場合

 

結 果

「3日ほどで糠のさわり心地が滑らかになり、5日目から、味にも違いが出てきました。釉薬が塗ってある方は塩角が柔らかになります。古漬けにした時に、塗ってある方は酸味はあるものの、味が丸く雑味もなかったです」

 

やはり違う!

 

その後も検証と改良を重ねて、ようやく形が完成。

 

さらに、現代の家庭にもマッチするよう色にもこだわり・・・

 

 

この度、「信楽焼 発酵壺」が完成いたしました!

紫香楽ラボオンランショップにて、販売中です。