先日、リザードンが学校から帰ってくると、おもむろに
「あー、足が痛い」
と、足首をさすりながら、そうこぼしていました。
私はいつもの成長痛か、もしくは、彼特有の不器用性により身体を上手に使えないため、足首に不具合が起こっているパターンかな?と思い、
「湿布はったらすぐ治るよ」
と、軽く流していました。
その日の夜、食事が終わった後にも、リザードンはまたおもむろに、あー痛いと何度もこぼしていたのですが、痛いではなく別の言葉がポツ、と発せられました
「蹴られたんだ」
、、、、え、、、、、?
実は、リザードン、低学年の時にもそういったことがあったので、正直、私はだいぶ敏感になっていました。
えぇ、ざわつきが止まりません、はい。
ただ、まずは本人から話を聞こうと。
聞いた話を要約すると↓こんな感じでした。
クラスの中で、とても活発でやんちゃな男の子(A君)がいて、その子は掃除をサボったり、給食の時も食べ物を粗末に扱ったりと、何かと先生に注意をされている。
階段に友達と一緒にいた僕にむかって、(突然)A君は蹴ってきた。
「やめて」と言ったら去っていった。
なるほど。
その時は私も
「蹴るなんてとんでもない!!どんな子なんだ!!!ぐぉーーー!!!」
と、怒り心頭ではありましたが、その後細かい話をよくよく聞いてみると、リザードンはその子と戦いごっこなどをやっていると。
おや?
もしかしたら、その子からの一方的な攻撃じゃなかったのかも??
、、、、と、1ミリぐらい思いました。
でも、モヤモヤが止まらない私は、真相解明のため(!)とりあえず翌日、担任の先生に電話をし、状況を説明しました。
先生は、双方に話を聞き、再度連絡をいたします、と。
そしてそのまた翌日、学校から帰ってきたリザードンに、先生から何か話をされた?と聞くと、「足は大丈夫?」とだけ聞かれたと。
そんなわけはないことは百も承知でしたが、一気に聞いてしまうと、頭がごちゃごちゃになって処理をし切れないことが多くあるので、それ以上はあえて何も聞きませんでした。
その後、先生から電話があり、↓のようなお話をしてくださいました。
リザードンとA君を呼んで、3人で話したところ、階段での出来事は事実としてあった。
そこでの出来事に対してはA君も悪かったと思っている。
ただ、リザードンとA君はたびたび、教室内での戦いごっこでわりと絡むことが多いため、それの延長のような形で教室を出た後なども、さっきの遊びの続きのような形で絡むことがあった。
お互い、どちらかが「やめて」と言って終わることが多いが、先生が見ている中ではA君の場合、「やめて」とリザードンが言ってもやめないことが多かった。
とのこと。
初めに息子から聞いた時、これは完全にいじめだ!と思い込んでいた私ですが、色々と聞いてみると、必ずしも一方通行ではないなと。
(しかもリザードンは体が大きいので、A君はリザードンと戦ってた時、きっと痛い思いもしたと思う)
この一件を通して、私が不安に思っていることが浮き彫りになりました。
まず、
これから思春期に差し掛かるにあたって、息子も人との違いに気づいていく(現に気付いている部分もある)ことで、そこを本人は上手に受け止めることができるだろうか?
それと、
色んな子供たちがいる中で(そんな危険なジャングルの中で)、息子はちゃんと自己防衛をできるだろうか?
ということ。
不安は尽きません。
ただ、私は息子の学校に行ってずっと監視はできません。
息子の気持ちに寄り添うことはできるけど、息子の気持ちを100%知ることはできません。
でも、できることはあります。
「息子を信じること」
「あなたを信じているよ、と伝えること」
これからもジャングルの中で、色んな敵が現れたり、噛みつかれて血が出ることもあるかもしれない。
でも、私が思ってることより大切なこと、
それは
(今のところ)リザードンはジャングルが大好き
っていうこと。
私にとって、リザードンの「大事」が何よりも大事です。
でも、あなたの大好きで大事なYouTubeは、ママにとっては残念ながら、そんなに大事ではない
こんな格好でずっとTVばっかり見てるから、足首痛いんだぞー!