職場に新しく入った女の子は


「男を知っている女」だ。


自分の女としての振舞いに自信が


あるのか、はたまたこれが彼女の天然


なのかはわからないけれど…


彼女と接する男は


もしかして…?いけるかも?


そう期待を抱くのかもしれない。


とにかくある意味「女子力」戦闘能力が


高い女なのは間違いない。



「…で?その子と係長が明日2人で出かけるって?」


「そぅ…仕事で買い物があるんだけれど、

勉強の為連れて行くってさぁ」


「君は連れて行ってもらったことは?」


「ないよ(笑)」


「ふーん、微妙な感じだね」


「そうでしょ~あの女~(#`ε´#)って感じ?(笑)」


そう言って彼女は笑った。余裕の笑顔とはまた


違う表情だった。


「もしかしてさ…」


「ん?何?」


「いや…なんでもないよ」


君の本当の気持ちはもう係長にはないんじゃないかな?


そう僕は言いかけてやめた。


「係長があの女と仲良くしてるのを想像したらどう?」


「うーん…嫌だけど、でも私も人の事言えないし(笑)」


「そうだね」


「それにしてもあの女はすごいよ(笑)見習わないと」


「ダメ!」


「いいじゃーん(笑)」