さて、大学に入ったはいいものの、バイトとパチスロにハマってしまった結果、1年半で大学を休学することになりました。

 

休学の理由はバイト先の社員になることを目標にすると決めたからです。

 

私の入った学部は工学部動力機械工学科で、某ファーストフードで働くのに役立つことは学べないと思ったからです。

 

本当はその時点で中退するつもりだったんですが、1年休学していいからその1年でその道でいいのかもう一度考えろと言われ休学と言う形を取ることになりました。

 

しかし、もう心は決まっていたので、休学してからはバイトでも社員と同じような仕事をする立場になり、さらに没頭して行きました。

 

ちょうどその頃、父が再び転勤になってしまい福岡に戻ることになったので、人生初の一人暮らしも経験しましたね。

 

結局そのまま大学は中退し、その後のバイトは死ぬほど頑張りました。

 

バイトでしたけど、サテライト店(支店の支店みたいな小さめの店舗)の責任者とかもやらせてもらって、認めてもらおうと月100時間以上サービス残業してたりもしました。

 

ちなみに、サービス残業に関しては今はコンプライアンスやら働き方改革やらで、こんな無茶なことは許されないだろうし、自分が勝手にやっていたという面も大きかったので会社がブラックだったとは思ってません。

 

その後、3年ぐらい頑張って、店長から中途採用試験に推薦もして貰ったんですが、試験直前に店長の上司のエリア長みたいな立場の人の人事異動があり、新たに就任した人から、直接見てないので次回の試験まで延期しろと言われたのです。

 

何でこんなことを突然言い出すんだろうと、他の同じく中途採用で社員になった人に聞いてみると、その新しいエリア長は生え抜き社員で中途採用に対して否定的な人であると言われました。

 

その時は不満はありましたが、しょうがないから次の試験までは我慢することにしました。

 

しかし、半年待った次の試験の直前社員に呼ばれ、エリア長から「今回の試験は希望者が少なかったためなくなったと伝えてくれ」と言われたと言うのです。

 

え?何それ?5年以上いたけどそんな理由で中止になったとか聞いたことない!何かがおかしい!

 

あまりにも直前すぎる話だったんで、疑問に思い、意を決して本社人事部に問い合わせしてみました。

 

すると、人事部の方から「え?ちゃんと予定通り行いましたよ」と衝撃的な一言を言われたのです。

 

ええ、噓をつかれてました。

 

社員を問い詰めると、エリア長の考えは「中途採用の奴なんて俺は認めない、でも人手は足りないから嘘ついてでも辞めさせるな」ということだったようです。

 

もうね、絶望です。悔しくて悔しくてその日はずっと泣いていたのを今でも覚えています。

 

結局そのことが引き金になり、大学を辞めてまで社員を目指したバイトでしたが辞めることになりました。

 

 

その後、しばらく派遣バイトをやったりして一人暮らしを続けていたのですが、パチスロが原因で作った消費者金融の借金もあって生活が苦しくなり、実家のある福岡に戻ることにしました。

 

この時25歳。この後の話はまた後日。