パリオリンピックが始まりました。

昨日の夜には開会式があったようですが、我が家では早寝なので、土曜日の今朝になって奥さんは録画しておいた開会式の様子を見るからと言っています。

8時から居間のテレビを奥さんに占拠される前に朝のNHKを見ていたら、青森のねぶたの台上げの話をしてました。

大きな倉庫みたいな場所で作っていたねぶたのパーツそれぞれを組み上げて、一つの勇壮なねぶたに変えていく作業です。

テレビではたしか日本通運の人たちがたくさん集まり、台上げ作業をみんなでやってる様子が映し出されていました。

東北に生まれて東北で生きてきた人間としては、一番生で見てみなきゃ、と思ってる東北の祭りはこのねぶたです。

YouTubeから今年出場するはずのねぶたを撮らせてもらいました。

たくさんの人たちが台上げに参加してるみたいです。

伊達政宗も参加するみたい。

上と下の写真は23年のものだそうです。

らせらーらせらーのハネトの人たちです。

盛り上がるんだろうな〜。

8月には東北六県の祭りが並行しながら開催されます。

青森ねぶた、秋田竿燈、岩手さんさ踊り、山形花笠、宮城たなばた、福島わらじ祭りですが、個人的に一番好きなのはやはりねぶた祭りです。

善と悪、正と邪、生と死。

互いに相反しながら、でも表裏一体になってる物事たちがちゃんと形になって表現されてるのはこのねぶた祭りでしょう。弘前や黒石のねぷた祭りは規模は小さいですが、重なる面が強い祭りです。

青森県の人たちに昔から流れてきた力強くて鋭い感性には、温暖な福島県浜通りで育った甘ちゃん感性は到底敵わないな〜と思います。

祭りって、明るい面と暗い面の両方が渾然一体になってるから感動するのかなと思います。

最近の作られた祭りがつまんないのは、明るい面しか出そうとしてないからかもしれません。

日本の社会が明るい面、正論(一見)にウェイトを置くようになり、勝った、儲けた、なんか手に入れた、論破したとか誰かに優位になることばかり強調しているのを見ると、社会は薄っぺらくなり、祭りもつまんなくなるのかなと心配になります。

社会の包容力が大きいほど、祭りも楽しいものになると思うんだがな〜。

祭りの季節。