台風10号はなんだかすごい勢力らしく、テレビをつけるとその話ばかりやってます。

九州四国の被害が大きくなりませんように。中国四国関西も。伊勢湾台風並みの勢力だとか。恐ろしいです。


さすがに台風の話ばかりでは疲れるのでいつものようにYouTubeをザッピングしていたら、最近の中華製のアンプ類はなんだか性能が上がってるという話がありました。

中華アンプを買ったことがない、と言えば嘘になります。


四五年前に真空管プリメインアンプの安いのを買ったらとても聞けた音ではなく、1000円で中古屋さんに引き取ってもらいました。

その後、中華製品としては評判が良く値段も少し高め(5万くらい)のUSB DACも買いました。

これはあらま、と思うくらい良い出来で、今でもサブ機で使ってます。


オーディオに首を突っ込むと、最初はプリメインアンプで満足するのですが、やがてプリアンプとパワーアンプでシステム駆動させたらどんな音がするんだろう?と夢を膨らませるようになるのが常らしいです。


でもなけなしの金をはたいて買ったプリメインアンプを二束三文で中古屋さんに売り払い、そのプリメインアンプが2台買えるようなお金を出してプリアンプとパワーアンプを揃えるか?となるとお金に余裕のある人でないと二の足三の足を踏むのが普通です。

そんなわけで、我が家のシステムをプリアンプとパワーアンプの両方使うのにするのは私の生きてる間は無理だと諦めてました。


しかし、そのYouTubeチャンネルでは、中華製のプリアンプとパワーアンプなら2つ合わせても2万ちょいでやれちゃうみたいな話です。しかも少なくともパワーアンプだけならその辺のアンプに負けないような音作りができる、とか言ってます。


そのチャンネルではメーカーから機材を提供してもらってます、と明言してるので、ヨイショもあるかもだけど、テレビを通して聞いた音だと悪くはなさそうでした。


そんなわけで昨日の午後清水の舞台からえいやっと飛び降りて、ポイントを使ってそれぞれ一万円くらいのプリアンプ(しかも真空管)とパワーアンプをポチッたと思ってください。

そのプリアンプが今日の夕方届きました。さすがはアマゾン、速い。パワーアンプは明日だそうです。

プリアンプはこれです。



AIYIMA(発音不明)という会社の製品です。初めて見た会社ですが、買ってしまいました。

来てしまえば、開梱して繋ぎたくなるのが人情。

サブ機に繋ぐことにしました。


ノートパソコンにフーバーというソフトを入れて、CDからの音をロスレスでi tunesに入れたのを、中華製USB-DAC(SMSL D300)に通してから、ラックスマンのプリメインアンプに繋ぎ、Focalのスピーカーで鳴らしてそれなり満足してたのを、USB-DACからの出力をこのプリアンプに入れて、その出力をパワーアンプとしてのラックスマンに入れて鳴らすという作戦です。


汗だくになりながら配線を組み替え、サザンを鳴らします。

あれっ、音が出ない。

なんでだ?やはり安い中華アンプを買ったのは失敗だったのか?とさらに汗だくになっていろいろいじりました。

わかりました。USB-DACの出力設定がXLRになってました。

この安いプリアンプにはラインしかないからラインに変えないとダメなんだ。


そしたら音が出ました。

恐る恐るボリュームを上げます。

あら、破綻はないね。

プリアンプでダイレクトにして、ラックスマンで調節すると、メリハリが効いた桑田さんの歌が流れ始めました。

あらま。たまげたね。


では、次は宇多田ヒカル嬢のハイレゾAutomaticを聞いてみましょう。昔、e-onkyoから購入したハイレゾ音源です。

あらま。ラックスマンよりもキレのある音になりました。上品かと言われればそうとは言い切れない音ですが力があります。


たまげたね。1万ちょいの真空管プリアンプがここまでやるんだ。中華、見直したかも。


次にヴィヴァルディの調和の霊感にしました。

あっ、イマイチか?


そうか、情報量が多くなると対応が難しくなるのかもしれないけど、ポップス聴いたりする分には全く問題ないと分かりました。真空管は倍音強調になるからね。


でもパワーアンプがラックスマン流用だからな。明日、一万円のパワーアンプが届いたらそれと繋いでどう聞こえるかだな。


とはいえ、かなりびっくりしています。

一万円の真空管プリアンプでこの音はすごい、のは事実です。

真空管を高いのに変えたらさらに良くなる可能性が(ほらね、こうなってハマっていく)。


明日が楽しみです。





暑い昼過ぎ、汗だくで撮りました。