住みよさランキング2024近畿編が発表されました。

「住みよさランキング2024」近畿編トップ50 西日本の中心都市である大阪市の順位は… | 住みよさランキング | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

 

栗東市は15位(滋賀県内では5位)でした。

しかし快適度は71位で、近隣の草津市・守山市・野洲市と比べても順位はかなり低いです。

なぜ栗東市の快適度が低いのでしょうか?

 

まず、快適度の指標は次の通りです。

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このうち、2021年度末における人口1人あたりの都市公園面積を見ますと、栗東市は3.44平方mです。草津市が約6平方m、野洲市と守山市が8平方mを上回っていることから、栗東市の1人あたりの都市公園面積は明らかに小さいです(栗東市の「公園」関連データ|生活ガイド.com (seikatsu-guide.com) より引用)。栗東市に住んでいれば、「栗東市は周辺の市に比べて大きな公園が充実していない」ということを感じるでしょう。

(この他、守山市や草津市は転入超過が大きいので、転出入人口比率でも栗東市を大きく上回っていると思われます)

 

つまり、栗東市の快適度が低いのは、「都市公園面積が小さい」ことが大きく関係していると言えそうです。

栗東市が都市公園を積極的に整備していれば、快適度の順位はもっと高くなっていたのではないか、と思います。2000年前後の栗東市は栗東駅周辺の整備や新幹線の駅関係が重視されていたので、大規模な公園を整備する余力がなかったかもしれませんが。

 

栗東市と守山市・野洲市を比較しますと、安心度、利便度、富裕度の順位に大きな違いはなく、快適度の違いがエリア別順位の違いに反映されています

 

 

ただし、人が感じる住みよさには個人差があります。例えば、いろいろと買い物をする人にとっては栗東市よりも商業施設が充実している草津市・守山市の方が住みやすいと感じると思いますし、山登りが好きな人にとっては野洲市・栗東市の方が守山市より住みやすいと感じるでしょう。以上から、住みよさランキングの結果に一喜一憂するのはよくないと私は思います。