帝産湖南交通の路線バスの運賃が4月1日から値上げされます。

 

 

 

teisan_pressrelease20240229.pdf (shiga-teisan.co.jp) より)

 

ただし、3・6か月通学定期券では割引率が上昇します。

 

 

 

運賃が上がっても乗客が減って運賃収入はほとんど増えない?

 

バスの運賃が上がることで、バスに乗らずに車で移動したり、車で駅まで送迎してもらう人が増えそうです。特に複数人で出かける場合は、駅までバスに乗るよりも駅前のコインパーキングに駐車した方が(ガソリン代を含めても)安くなる、というケースも多いでしょう。

列車で頻繁に出かける人は(通勤定期券の費用が会社から全額支給される場合を除いて)駅の近くに住む傾向が強まりそうです。これにより、バスによく乗っていた人が駅の近くに引っ越してバスに乗らなくなる、というケースが生じます。

 

バスの運賃が上がっても、「バスから車への転換」と「駅の近くへの人口集中」が進むことで乗客数はさらに減り、運賃収入はほとんど増えないかもしれません。

 

今回の運賃引き上げで乗客数がさらに減る可能性は高いでしょう。乗客数が減ることで昼間や土日祝日の本数が大きく削減されたり、場合によっては平日の朝と夕方だけの運行になることも考えられます。帝産湖南交通の路線バスは今後、どのように変化するでしょうか?