こんにちは。

採用・定着・育成の専門家の山田真由子です。

 

昨日、キャリアコンサルティングを行った方から、自分の自己PRを書くことに苦戦しているという相談を受けました。彼女は自身の強みとして「仕事の処理速度が速く、正確である」と「体力に自信がある」という点を挙げましたが、それが自分にしっくりこないと感じていました。

 

そこで私は、「仕事の処理速度が速く、正確であることは素晴らしいことですね。では、どうしてそのような能力を持つようになったのですか?」と尋ねました。彼女の答えは、「営業時代に上司からミスを指摘され、それ以降はミスをしないように何度も作業をチェックするようになった」とのことでした。

 

これは、上司から指摘されないようにリスクマネジメントを行っているとも解釈できます。そこで、「このリスクを回避するためにどのような対策を講じていますか?」とさらに掘り下げて尋ねました。

 

彼女は、「仕事の全体像を把握して、必要な作業を早めに行う」と答えました。つまり、彼女の真の強みは、リスクを適切に管理しつつ、効率的かつ迅速にタスクをこなす能力にあるのです。

 

これにより、彼女も納得し、「腑に落ちた」と感じたそうです。このエピソードから、自己PRは単にスキルを並べるのではなく、それがどのように自分の行動や成長につながっているかを示すことが重要であることがわかります。あなたも自己PRで真の強みを活かし、自分自身の価値を最大限に引き出してみませんか?