こんにちは。

採用、定着、育成の専門家、山田真由子です。

 

今回は、奉仕・社会貢献型のキャリアアンカーを持つ部下がどのようにモチベーションを維持するかについてお話しします。キャリアアンカーとは、個人が職業生活において最も価値を置く、譲れない信条を意味します。

 

奉仕・社会貢献を重視するタイプの部下は、自分の仕事が社会に必要とされ、役立っていると実感することを望みます。このため、医療や福祉など、社会貢献性が高い職種を選ぶことが多いです。

 

例えば、私がキャリアカウンセリングを行ったある方は、販売業で働いておりましたが、店長が交代した際に退職を考えたそうです。理由は、前任の店長は企業の方針に沿って尊敬できる仕事をしていたのに対し、新任の店長がそれを否定し、不誠実な姿勢を取ったからです。このように誠実さを欠く上司に対しては不満を感じるものです。

 

では、奉仕・社会貢献型の部下のモチベーションを高め、定着させるためには以下の戦略が効果的です:

 

①自分の業務が社会に役立っていることを明確に伝える。

 

②会社の方針や方法に納得がいかない時は、しっかりと話し合う機会を設ける。

 

③部下に対しては、常に誠意ある態度を取る。

 

このように、奉仕・社会貢献型のキャリアアンカーを持つ部下を適切に支援することが、彼らのモチベーション維持と定着につながります。