食品のカラクリと暮らしの裏側より転載

2023年06月26日

 

マイナ①|松尾貴史氏コラム◇トラブル多発のマイナンバーカード・得をするのはどんな人?

https://blog.goo.ne.jp/galaxy-karakuri/e/71bc2532d7d1c3b1d7c7b050c46ff9ac

 

ーーー転載開始ーーー

 

毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。

 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■高い信頼性を持つ現在の保険証を廃止するという愚行は未来に大きな禍根をもたらす

 

ずっと、私個人はその存在すら無視し続けてきたマイナンバーというのは、有害にしか見えない。

それをどうしても推し進めたい、無理やりにでも導入させたい、そして「強制でない」と言いながら事実上の強制になるような外堀の埋め方でごり押しをしてきた岸田文雄政権は、一体どういうインセンティブがあってこんなばかげたことをやっているのだろうか、不思議で仕方がない。

よほど政府の近くに、とんでもない得をする人たちがいるのだろうと思わなければつじつまが合わない。

公金受取口座で本人ではない家族名義の口座を登録してしまったエラーが約13万件も確認されるなど、トラブルは枚挙にいとまがない。

しかもトラブルのバリエーションも豊富で、どんなにずさんな法人が運営を任されているのか、悪い意味で興味深いものがある。

「マイナ保険証」には他人の情報が登録されることも数多く起きている。

医療機関の窓口では、資格があるのに「無効」「資格なし」と言われ、10割負担を請求されることもあるという。

暗証番号が分からず操作に立ち往生する人も多いし、顔認証もできない人がいる。

保険証の原本とオンライン上のデータも食い違う。

入力されている名前が違っている。

高齢者施設も大混乱に陥り、施設利用者の意思確認ができず、申請自体が無理な人も多い。

どういう利権が絡んでいるのかは知らないが、国が強引に推し進めたシステムなのに、国民が負担を強いられ、混乱させられる。

そして、医療機関など各方面がリスクと事務的な負担を負わされる状況に、岸田首相はみじんも責任を感じていないような口ぶりではないか。

そもそも、うまく機能していた健康保険証を無理やり廃止に追い込もうとし、国民を困惑させる政府の意図するものは何なのか。

マイナンバーカードなるものは、強制ではない、任意だと言って始めたのに、保険証を廃止して「マイナ保険証」しか認めないという方法で「強制」しようという虚偽で詐欺的なことをやってしまっている。

もう来年には、高い信頼性を持っている現在の保険証を廃止するという愚行は、未来に大きな禍根をもたらすだろう。

これほどの不都合が多発しているのに、これから運転免許証や母子手帳に至るまで一体化しようと躍起なのは不気味ですらある。

この巨大事業には、必ず莫大(ばくだい)な利権が発生するだろう。

どういう団体がどういう仕組みで「中抜き」をするのかは知れずとも、推進している人たちに何かが「還流」するのかと考えれば、合点はいくが納得はできない。

この先、オンラインでの銀行口座開設時や携帯電話の契約の際、本人確認の手段もマイナンバーカードに「一本化」するという。

つまり、このずさんなマイナンバーカードが、国民の生活や経済活動にまで暗い影を落とすことになる。

全てマイナンバーカードを元にさまざまな確認をするというようなことになったら、いずれは外出する際にマイナンバーカードを持っていることが義務化されることになりかねない。

取り締まられたり、職務質問を受けたりして、不携帯というだけで「逃亡の恐れあり」などと逮捕の口実にされてしまうことにもなりかねないのではないか。

私からすれば、まるで乱暴で不安定な応対しかできない河野太郎デジタル相が「保険の情報の登録にはマイナンバーを出していただくということが義務づけられたので、これから新しい誤登録は起きない」と言い切った。

そして、これほど多発している「トラブルの百貨店」なのに「マイナンバーあるいはマイナンバーカードの仕組みやシステムに起因するものは一つもない」と強弁しているが、これもまた相当にうかつな発言なのではないか。

私にはもう、彼の言うことが全く信用できない。

神奈川県平塚市が、一部の課でマイナンバーでの公金受取口座の利用休止を決定した。ここは、河野太郎氏の出生地であり、彼自身の選挙区だが、単なる偶然なのだろうか。



■投稿者の文章|2年前からマイナンバーカードに怪しさを感じ意地でも持つ気はない
岸田政権の度々の“愚行政策”にまたまた文章を書かざるを得なく、この時期「冷やし中華始めました!」の感覚で「マイナカード」の連載を始めました!

マイブログでは他に書くことが沢山あるのに、さらに負担が掛かる(苦)。

さて投稿者は2年前からマイナンバーカードに怪しさを感じ、新聞・雑誌やTVの報道番組の録画などデータを蓄積して参りました。

いざ投稿を掲載しようと思ったら、不祥事が“出るわ出るわ”で、却って投稿が出遅れた感じだ。

政府の弛みは想像以上の酷さで、個々の問題点は次回以降、順次述べることにする。

そもそもシステム構築に1兆円、カード取得促進ポイントとして2兆円、計3兆円が費やされている。

これは無駄金で、3兆円もあれば少子化対策や社会福祉が相当充実できた。

当初からマイナカードには裏がある・問題多出が予想されたので、言うまでもなく投稿者家族4人はマイナカードを作っていない。

意地でも、持つ気はない。

23年6月18日現在の総務省データによると、有効申請受付数は約9723万、人口の77.2%に至る。

従前、あれほど問題があると言われていたにも関わらず、善意に考えれば「紙の保険証」が無くなると慌てて加入、しかし本音は2万円相当のポイント欲しさに釣られた結果だろう。

私に言わせれば「今さら文句かよ」と言いたいが、それでは話が進まないので、いっしょになって改善(願望は廃止)に向けてのマイナ批判を強めたい。

 

 

ーーー転載終了ーーー

 

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