高橋清隆の文書館より転載
2020年09月11日

 

公開質問状への厚労省の回答② とぼけた作文

http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2034485.html

 

ーーー転載開始ーーー

 

 厚生労働大臣宛てに提出していた公開質問状について9月10日、2度目の回答があった。未回答の設問の一部を答えている。メールに添付されていたPDF文書をそのまま下に掲載する。

 

 回答文にある設問は省略したものである。同省総務課広報室の課長補佐に確認したところ、回答素案を作る担当者および決済する上司には全文を提示したとのことである。

 

 さて、内容については、予想通りのすっとぼけた言い回しをしている。

 

 

 【問3】は「感染症拡大防止と社会経済活動を両立させていく」との考えの下、同省は「基本的な対処方針を示すとともに、自治体の対応をしっかりと支援する」役割に徹すると言っている。社会経済的な悪影響は所管外というわけだ。

 

 【問4】はPCR検査について、「迅速かつスムーズに検査を受けられるように」「体制の確保に努めて」いると同時に、「精度管理に努めている」としている。設問で問題提起したPCR検査の有効性そのものが問われているとの根本問題を等閑視している。

 

 【問5】は「国立感染症研究所が分与を行ってきた」と、とんちんかんな答えをしている。回答者は、PCR検査で見つける遺伝子配列のサンプルのことを言っているようだ。しかし、設問は同研究所が分離に成功したと発表しているウイルスゲノムの配列自体を疑うもの。大橋眞・徳島大学名誉教授によれば、クローニング(単離)が本当にできているか怪しく、同研究所は世界ジーンバンクからシーケンス登録を取り消している。そもそも、最初の中国論文に示された短い遺伝子配列では、特定のウイルスを正確に同定できるか疑わしいと大橋氏は述べている。私の理解が浅いのだろうか? 

 

 免疫生物学を専攻された方や医療従事者で、強力な再質問を思い付かれる方にはぜひ、お知恵を拝借したい。

 

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http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2033969.html

 

 

ーーー転載終了ーーー

 

 


 

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