医学や科学は、常に進化する、といわれる

だが、進化というより、過去の医学、科学の否定がえてして行われる

 

前回の記事に書いたように、高血圧や中性脂肪値の基準値が

今になって変わってしまうのはなぜか?

メタボリックシンドロームが根拠レスであることが明らかになっているにもかかわらず

いまだに「特定検診」の案内が来るのはなぜか?

 

このテーマ「本当に」考える「ちから」では

常識や、権威(医学等)を疑い、自分で調べ、判断する能力を持つことを勧める

 

かつて、「常識のウソ」という本がベストセラーになったことがある

 

僕は次のように言う

 

「常識ウソ」

 

「何を信じていいかわからない」と発言する人がいる

そう、今の時代、ウソや偽り、たとえ善意であっても

後世に否定される常識は数限りなくある

 

だから、自らの健康は自分自身に責任がある

自分で疑い、調べ、決めた結論によって、よしんば健康を少しながら損ねたとしても、

納得できる

また、修正も可能だ

 

しかし、「常識」を信じて失敗した時、あなたは「常識」を非難することになる

それは、むなしい行為だ

 

本日のテーマに入ろう

ダイエットの基本は

まず有酸素運動と基礎代謝を上げること

摂取カロリーに気をつけること

 

と一般的に言われる

この中で、今回取り上げるのは

「有酸素運動」である

 

有酸素運動の基本は、スポーツ科学にある

一定の脈拍を保ち、20分以上のジョギング、ウォーキング、水泳などを勧める

 

確かに、それによってカロリーは消費される

 

早足でのウォーキングを体重50キロの人が行った場合、260kcal消費すると言われる

 

それが、今の「常識」である

スポーツ科学の「権威」が唱えているからだ

 

まあ、いい

そういうことにしよう

 

僕の知り合いに、大学の体育の先生がいる

彼はもちろん、スポーツ科学の専門家だ

 

彼は何年も、毎朝2時間にわたるジョギングと、週末のテニスを楽しんできた

 

今、ひざを痛めて困っている

 

人間は四足から進化した(海から上がった、小さな恐竜が祖先と言う説もある)

それゆえ、立ち上がって歩行すると、腰とひざに負担がかかる

床の拭き掃除の際、腰やひざは痛まない

 

知り合いの料理専門カメラマンは、毎日重い機材を持ち歩いた結果

椎間板ヘルニアを患い

今もほとんど一日中座っている

手術しても、しばらくすると、元に戻る

 

人間の体は、機械のように取り換えはきかない

失った歯が再び生えてこないように、一旦損なわれた腰やひざの骨や軟骨は復活するのは難しい

当然だ

 

では、水泳はいいのか?

 

悪くはない

それが、あなたの自宅にある、あなた専用のプールであれば

どういうことか?

 

市営プールなどで泳いだ後

体に不快なにおいがついていることに気がついた経験があるはずだ 

 

塩素だ

条例に従って、大量に入っている

あなたは、自宅の風呂に入って、そんな経験はしない

塩素濃度の問題だけだろうか

 

下の記事を見るがいい

 

■スペインの研究で発がんリスク判明!

スペインの環境疫学研究センターの研究チームは、塩素消毒された屋内プールでDNAに変異を起こすか調べました。

その結果40分間泳いだ健康成人の49人に遺伝子に障害を与える効果の証拠が認められたそうです。

研究チームは、

<殺菌剤の塩素が、健康な人にがんのリスクを高め、呼吸作用への影響をもたらす可能性を見いだした>

としています。

■なぜプールの塩素が危険か

残留塩素は、水に溶けてできる遊離塩素とその遊離塩素と反応してできる結合塩素があります。

結合塩素は、遊離塩素が汗、体の汚れ、尿、化粧品や整髪剤、水着に付着している洗剤などが水中に溶けて生じたアンモニア化合物と反応して生じるため毒性が強いのです。

塩素くささやプール室内の機器のさびの原因も主に結合塩素です。そのため、水道水とプールは遊離塩素の濃度が仮に同じでも、より危険な結合塩素の濃度はかなり違います。

スペイン研究チームは、研究結果を踏まえた上でプールでの運動を止めるべきではないと主張しています。プールの結合塩素を増やさないためにも、“利用者が事前にシャワーを浴び、キャップを装着すれば水の汚れを防ぐ効果”があります。

また、“効率的な運動をする工夫をして滞水時間を短くすれば、塩素にさらされる時間を短くする”ことができます。

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中国農業大学と米パデュー大学の研究チームがおこなった調査によると、尿に含まれる成分とプールの塩素が合わさると、スイマーの呼吸器などに影響を及ぼす化学物質が発生する可能性がわかったそう。実験では、中国のスイミングプールから採取した水と、汗や尿を真似てつくった化学成分を混ぜ合わせ、そこへ塩素を投入。すると、人間の尿や汗に含まれる化学物質(主に尿酸)が塩素に反応し、その副産物として塩化シアンができることが明らかに。塩化シアンは化学兵器として用いられる血液剤の一種で、吸入することで肺や心臓などさまざまな臓器や、中枢神経系に悪影響を与える恐れがあるという。

上の記事の中で

“利用者が事前にシャワーを浴び、キャップを装着すれば水の汚れを防ぐ効果」

とあるが

確かに頭皮や肌には効果があるだろう

しかし、水泳中、息継ぎを繰り返すごとに、これの毒物は、鼻、口から体に直接侵入してくることついて、この研究チームたちは言及しない

 

まあ、そのようなことだ

 

ジョギングも、早歩きも、テニスも、ありとあらゆる運動は、カロリーは消費できても

後に自分の体に禍根を残すもととなる

 

考えて見るがいい

 

体重を20キロ落としたいと、早足で歩く際、20キロの砂袋を担いだらどのようになるか

まして、階段を務めて昇るようにしたり、自宅で踏み台昇降運動をしたり

ひとつ前の駅で降りて歩いたり・・

 

これが、あなたの信奉するスポーツ医学の「常識」である