どもども!
しふです!
今の東京のマンション相場の高騰を見てると、親から聞いた、
戦後のハイパーインフレを喰らって貯金は紙屑になった
若い内にローンで家を建てたら所得倍増計画で給料が増えて借金が実質的に減った
所得は上がったが物価も上がり、建てるのが遅かった同僚は苦労した
買った土地の立地が良くて、価格は大きく上がった
という話を思い出します。
繰り返し繰り返し聞かされていたので、貨幣の価値は長い目で見れば必ず下がり、適正な価格で適正な立地の不動産を長期の借金で買うのは早ければ早いほど良い、と思っています。これは日本に留まらず、海外でも同じです。
じゃ今高騰している東京のマンションを急いで買う方が良いのか?
これが分からないんです。
バブル期の80年代に高値で買い、今の価格上昇の前に売らないといけなかった人たちや、価格が下がる立地の物件を買ってしまった人たちは悲惨だからです。
10年くらい前に、駅からの距離と築年と広さだけで見れば相場の価格より高く6000万で売りに出ていた中古マンションが有りました。
全く同じ条件では有りませんが、近隣の新築の相場が同じくらいでした。
エントランスや設備が豪華とは言え中古ですし、経過した年数の分古いわけで新築の仕様には見劣りします。
当然なかなか売れませんでした。
聞くところによると、なんと、新築価格は一億円以上だったそうです。
バブル景気はよく知りませんが、早く買わないとどんどん値上がりするぞ!という空気の中で急いで買ったという話は聞きましたし、その後の下落は身近だったので今高騰しているマンションはそんなに遠くない未来に価値は下がるんじゃないかという気がして怖さしかありません。
実需が追いつかないほど高騰していると思うのですが、サラリーマンの給料が増えているのは間違いないですし、円の価値が下がっているのも間違いありません。昔の新興住宅地に若い人が群がったように、新しく開発された地域は若い人向けに作られているので住みたいという人たちもいるでしょう。実際にウロウロしてみると全てが新しくて綺麗なので、人気の理由も分かります。
ですが私は怖いんですよね…
今がバブルなのかどうか、これからマンションの価格が下がるのかは分かりませんが、実需での購入が少なくなればそれは投資。騰がる前に買い、まだ騰がると言われているうちに売るのが投資。もう大分抜かれた後なので、チキンレースになってるかと思います。
一億円以上でコケると退場となる人もいそうです。参戦される方は気をつけてくださいね。
しふ