どもども!
しふです!
さて、次はパリに来てモンサンミッシェル。
パリ到着日に支給年齢を62歳から64歳に変更する年金改革に反対する激しいデモとそれまで数日のストライキがあったらしく、空港バスは目的地まで行かず、途中で降ろされて乞食には絡まれるし、降ろされた地下鉄の駅は閉鎖で運休中、タクシーで向かったらゴミ回収もストライキしてて道路はゴミだらけでマリオカート状態。最悪ですが、パリなんでこんなものという私の印象通りです。何度も行ったわけでもないのですがあまり良い印象はありません。全く変わってない
翌日はモンサンミッシェル。パリからバスで4.5h行く、ど田舎です。ノルマンディー地方の端っこですがノルマンディー地方はザルツブルグ郊外に比べて家が小さかったです。石を積んでモルタルで固め、木組みで屋根をかけるのが伝統の様式みたいです。ボロボロの家もたくさんあり、朽ちた家もある。
モンサンミッシェルは圧巻という言葉ピッタリのスゴい建築。広い砂州に囲まれた島で、砂州に飛び出た岩山に高くそびえる教会を建てようというその根性が謎過ぎます。島内は修道院だけでは無くてレストランにホテル、お土産屋がある観光エリアでした。有馬温泉みたいな感じです。
ツアーだったので日本語音声ガイド機があり、バスが暇だったので全部聞いてみました。昔は300人が暮らしていたのが今は20人以下になっているとのこと。そりゃそうです、現代でこんなところに住みたくないです。モンサンミッシェル以外何も無い、ど田舎の観光エリア。広い砂州があり干満の差で干潟になるが、引き潮の速度が早くて砂の流れに飲み込まれて命を落とすこともあったそうです。周囲は雨が降ったり止んだりする気候が特徴らしく湿地帯といった趣。どうやって材料の岩やら木材やらを運んだのか、住んでる人たちはどうやって生活していたのか、全く分かりません。欧州の中世の建築には意味のわからない生活をしてたとしか思えないものが多々ありますがこれもその一つ。100年戦争時には要塞として使われたとか有りますがこんな要塞を攻め落として何かいいことがあるのかという感想です。近年は観光客も減っているそうで、シーズンオフでもあり、寂れていている感じでした。島内にも空き地がいくつか、お店などの建物は古くて情緒もあり中は綺麗にされてますが、外観は修繕も行き届いておらずボロボロなものも。日本の田舎、田舎の観光地とさほど変わらない。
日帰りでパリに戻り、翌日に散策したらゴミはある程度回収されていたもののやっぱり汚くて、トイレが無いのも相変わらず、裏通りが臭うのも相変わらず。
私にとってパリは建物とかスゴいけどなんだかなあな街。そのまんまでした。
それでもパリの観光地は大賑わい。ルーブル他のオンラインで買えるチケットは前日だと夕方からしかチケット取れないし、チケット取って行っても並ばされます。もちろん中も大混雑。ご飯は高いし安物屋っぽいところに行っても物は高い。観光地も立地が大事だな、世界遺産になっても立地次第で寂れていくんだな、と考えさせられる滞在でした。
しふ