こんにちは。

 

今週はあちこちでお花見をしている人たちが目立ちますね。

 

すでに散り始めている桜もあり、その下で写真を撮っている人たちの姿が見られます。

 

私、常々思っていたんですが、今年改めて、桜の良さについて考えてみました。

 

いや、綺麗だとは思うんですけど、どっちかというと、堤防に咲いている緑の中の黄色い菜の花とか、ほとけのざとか、チューリップとかが見てて元気が出るから春って感じで好きなんですよね。

 

でも春にそんなこと言うと、あまのじゃく!非国民!と言われかねない(笑)

 

なんと言っても日本の国花ですものね。

 

それで、なんでこんなに桜が日本人に愛される花になったかを調べました。

 

桜は元々中国から持ち込まれた花というのが有力な説ですが、その時から、絵画や詩にはたびたび桜が登場していたとされています。

 

日本で桜が広まったのは平安時代の貴族たちからだそうで

 

平安時代の歌人である藤原定家は、「桜散りて なほ人の住むころに ありあけの月と 見るまでには」という歌を詠み、桜が散ってしまう儚さと、女性の美しさが重なり合うイメージを表現しています。

 

また、江戸時代になると、浮世絵や芝居などでも、儚い女性像が描かれるようになりました。

 

このように、桜の儚さや淡さは、日本文化において女性の美しさを表現する際に用いられる表現手段となってきました。

 

今となっては、桜を見て、女性の美しさにつなげて歌を読む人は少ないかもしれませんが、漫画やドラマでは桜の花をイメージした女性キャラがちょくちょく出ていますね。

 

『花ざかりの君たちへ』(漫画)

『さくら』(ドラマ・歌)

『桜蘭高校ホスト部』(漫画)などあるようです。

 

なんか、無意識の内に桜の儚さや淡い感じ、控えめな感じを日本人女性と重ね合わせるような見方が根付いているんだろうな、と女性の社会進出度なんかを見ていても、家庭内での女性の理想像なんかを見ていても、改めて思いますね。

 

他の国でも、花と女性を重ね合わせている文化は存在しています。

 

例えばインドではハスの花と女性が関連づけられて描かれたりするわけですが、泥の中でも美しく咲く女性の煌びやかさや強さを象徴する花として描かれているし

 

中国では、冬のうちに咲く梅の花が女性の美しさと精神的な強さを表現するシンボルとして重要視されていたり、牡丹や菊は豪華で華麗な花であり、女性の美しさと高貴さを表現するシンボルとして用いられることがあります。

 

韓国では、薔薇が女性の美しさ、愛情、幸福を表していたり、イギリスでも薔薇が女性の優雅さ、純粋さ、そして魅力を表していたりします。

 

他の国でも、女性と花が結びつけられることは結構あるのですが、花は女性の美しさや優雅さといった特質を表していて、自然の中で成長するものであり、女性と自然とのつながりを表す象徴としても捉えられています。

 

日本では、菊も国花ですし、花言葉に「高潔」や「気品」があり、華やかな色や形から、日本の女性の理想像として描かれることがありますが、桜ほど女性の美しさや儚さと深い結びつきをもつ花はないと言われています。

 

ということで、私が菜の花を好きなのも腑に落ちました😁