"We do not inherit the earth from our ancestors, we borrow it from our children."

(私たちは祖先から地球を受け継ぐのではなく、子供たちから借りているのです。)

 

という格言を聞いたことがありますか?

 

この言葉は、ネイティブアメリカンの考え方に由来するとされています。

 

先祖から受け継いだ地球を大切に保護し、将来の世代に引き継ぐ責任を持つことが求められているという意味が込められています。

この言葉は、現代の環境保護や持続可能な社会の実現においても重要な指針となっています。

 

本屋さんに行くと、最近はいかに幸せに生きるかについて書かれた本が山ほど並んでいます。

 

多くの人が、特に大人たちは、いかに幸せに生きるかを求めて、お金を稼いだり、ワークライフバランスを考えたり、ウェルビーイングについて学んだりしています。

 

そして、子育てをする親たちは、目の前の子供たちの姿だけを見て、

 

宿題ができてない

ゲームのやりすぎ

テレビの見過ぎ

真剣さが足りない

努力が足りない

 

と焦ります。

 

でも、そもそも、私たちがそんな生き方をしていること自体が、ちょっと方向性が間違ってきているのではないでしょうか?

 

私たちがコントロールすべきは、子どもではなく、まず自分です。

 

なぜかというと、自分が何に向かって生きていて、何を目指していて、何を大切にしているか知らない人は、目先のことに一喜一憂する生き方しかできないからです。

 

そういう人は、自分が社会を作っているという認識が薄いため、政治にも興味を持たず、常に誰かが作った枠組みの中でなんとなく生きている状態です。

 

そんな大人に育てられる子どもたちは、粘土のように大人の理想像に近づくように練り固められていきます。

 

自分が本来持っていた可能性やエネルギーはどんどん押し潰されて、気づいたら似たような形の歪な人形たちが並んでいるような状態。

 

でも本来、大人の責任というのは、この子どもたちのまた先の先の子どもたちが幸せに生きることができる世界を築いていくことだと思うのです。

 

そしてそのことを真剣に考える大人が増えると、社会が変わってきます。みんなが当事者意識を持つということですね。

 

目の前の現象だけを見て振り回されるのではなく、自分は何に向かって今生きていて、どんな世界を子供達に見てほしいと願うのか、大人が真剣に考え始めると、この国の政治も変わってくるはずです。

 

それはただテレビに向かって文句を言ったり、ネットに書き込んだりすることではなく、どんな人達が自分の住んでいる地域、社会、国の決め事をしていて、その人たちはどんなふうに選ばれて、どんなことをしたら自分達の意見が取り入れられるのかを学び、行動に移していくことから始まります。

 

家庭の中で、子供の成績や細かい行動について逐一見張る暇があったら、小言を言う暇があったら、自らが責任を持った行動を示しましょう。「道徳的に」悪いことを行っていないからいい大人ではありません。

 

何もしていない=責任放棄をしているということを大人が認めて、小さいところから行動に移していく姿を、子供たちは見ています。

 

2023年4月9日(日)~23日(日)は統一地方選挙ですね。何それ?って大人も実は結構いるんじゃないでしょうか。

 

統一地方選挙について→

 

 

それぞれの地域での団体一覧が載っています→

 

 

まずは、4月9日に都道府県知事と議員、市長と議員を決めるための選挙があって、23日に基礎自治体の市長、区長、町長、村長と議員を決めるための選挙があります。

 

自分の自治体名+選挙と入れてググると、どんな人が立候補してるかも見れますよ♪