こんにちは。今日も子供が輝くポジティブライフを広めるべく書いていきたいと思います!

 

以前のブログで、

 

Mommy’s guilt という言葉を紹介しましたが、それは、『母親の罪悪感』という意味でしたよね。

 

今回は、英語ではちゃんとした言葉になっていて、日本語には存在しない言葉を紹介します。

 

例えば、『いただきます』とか『おかえりなさい』とか、直訳で同じニュアンスでしっくりくる的確な熟語がないのと同じような言葉。

 

今回紹介するのは

 

Guilt-trip 

 

という言葉。また、"guilt"と言う単語が出てきましたね。

 

guilt tripとは、相手が罪悪感を抱くように仕向ける言動のこと。

 

特に近しい関係において見られます。

 

例えば、上司と部下、夫婦間、恋人間、親子間、友達間、教師生徒間などで、自分の方が立場が上と感じている方の人がやっていることが多いです。

 

意識的にやっている場合もあれば、ほとんどの場合無意識に行なわれています。

 

多分これを読んでいるみなさんの周りにも、1人や2人はこういう人がいると思います。

 

分かりやすいものとしては、

 

親が子供に対して

 

『こんなに塾にお金出してあげてるのに全然成績が上がらないなんて。。。』

 

とか、

 

夫が妻に対して

 

『疲れて帰ってきて今日は惣菜か。。。』

 

とか、

 

妻が夫に対して

 

『◯◯さんちの旦那さん昇進したんだって。いいなぁ。』

 

とか、

 

友達に対して、グループLINEで他のみんなには話しかけるのに1人だけ話をふらない

 

とか、

 

直接的に◯◯して欲しい、とか伝えることなく相手にそれを伝達する手段として頻繁に使われています。

 

ひどくなるとモラハラやパワハラとして認められますが、多くの場合、そこまであからさまではなく、ただその分継続的に行なわれます。

 

ここで一つ注意しておきたいのですが、罪悪感そのものは、必ずしも悪いものではないですよね。

 

罪悪感は人のモラルを正すのに貢献していますし、それを感じること自体は、人として自然なことです。

 

ただ、それを継続的に感じるように第三者から仕向けられるとどうなるかというと、その二者の関係性は歪なものになります。

 

やっている方は無意識下でやっていても、やられる方はたまったものじゃありません。

 

はっきりと合理的に問題点を指摘されているわけではなく、いやみったらしい小言が続いたり、ため息や態度で見せられたりが続いて

 

『そんな風にさせてる私がいけないんだ』

 

と思わされたり、何も心当たりがない場合は、

 

とにかくモヤモヤ不快な気持ちが続きます。

 

そういう風にguilt-tripを仕掛ける人は、巧妙に、他人にはバレない形で特定のターゲットにだけそれを行なっているか、家庭内など外からは見えにくい場合が多いため、されている人はなかなか誰にも相談出来なかったり、向き合おうとしてもはぐらかされることがあったりで

 

モヤモヤが溜まっていきます。

 

そのように間接的に罪悪感を抱かせることでコントロールしようとされている場合、

 

されている側に大切なことは

 

境界線を引くことです。

 

どこまでが本当に存在している問題で、どこからが支配者側の問題なのかを客観的に見極めること。

 

例えば初めに例に出した親の会話で言うと、

 

成績が上がらないことと、親がお金を出していることは、本当は全く別の話です。

 

教育にお金を出しているのが、子供から頼んで塾に行かせてもらっているとかではなく親の意思で行かせている場合は尚更、お金を出すという選択の責任は親側にあり、子供がそれに対して何かをする義務はありません。

 

親が何も言わずにお金を出してくれることに対して後々感謝することや、自分の為に休まず働いてくれて悪いなぁと子供の方から自発的に思う分にはいいのですが、

 

それの対価として成績が上がらないことを責められると

 

反発するか、追い詰められるかのどちらかしかありません。

 

あんなに働いてくれて、お金を出してくれてありがたい、と言う気持ちよりも、

 

『あんなに働いてお金を出してくれているのにいい成績が取れない自分はダメな人間だ。』

 

と思ってしまったり、

 

『じゃあやめさせてくれたらいいのに』

 

と思ったり、

 

どちらにしても言っている側は相手に何の具体的問題提起も解決策も提示していないため

 

反論しにくい状態となります。

 

ただ、モヤモヤは募るばかり。。。

 

これは英語で熟語になっているぐらいなので、広く認識されている行動パターンですが

 

日本では欧米より更に頻繁に行なわれ過ぎて、人間関係における問題行動として認識されにくい現状があります。

 

英語だと、もしこのように嫌味な態度や言動を投げかけられた場合

 

“You can’t guilt trip me into studying more.”(そうやって罪悪感を抱かせて勉強に仕向けようとしても無駄だよ)

 

みたいに言い返すパターンの会話が頻繁に聞かれます。

 

日本だと、表面化しにくい分、攻撃を受けている側が精神を病んでしまったり、とにかくその相手から距離を置くという結果に終わることが多いです。

 

家族間での事件が他国に比べて圧倒的に多いのも頷けます。

 

可視化しにくい口撃(こうげき)を受け続けた結末の末路は決別か爆発か。。。

 

家族間や恋人間、その他の近い関係性で何かギクシャクしてるなーと感じた時は、

 

guilt tripな接し方してないかな?されてないかな?と振り返って見てくださいね。

 

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