こんにちは、ひろこです。

 

皆さんのご家庭では、子供に対して何か指示をしたり、注意をしたりする割合は、パパとママどちらが多いですか?

 

そして、パパとママの言うこと、子供はどちらの話により耳を傾けやすいですか?

 

今、アマゾンプライムで This is Us シーズン5を見ているんですけど、アメリカでの子育ての典型的なパターンを垣間見ることができるんですね。

 

例えば、子供に何かを指導する時には、夫婦がまず意見をまとめてから子供に話すということ。ドラマの中では、例えば男の子が辛くて習い事のスポーツを辞めたいと言った時。父親は、諦めるなんて許さない、と言う一方、母親は、「それはかわいそうだから、今から二階に行って辞めていいよと言ってくる。」と言うんですね。でもその時に、父親が、「それはやめてくれ。」と言うんですね。そこで、夫婦で言い合いにはなるものの、一応はそこで夫婦で話をするわけです。

 

もう一つの家庭でも、女の子が学校の先生への反抗の印として挑発動画を作って、そのことに関して、夫婦が隣同士に娘と対面で座って話をする場面もありましたね。

 

とにかく、子供への躾に関しては、まず夫婦で同じ意見にまとめてから子供に伝えるのがよいという文化があるということですね。

 

日本はこれなかなかないですよね。

 

ワンオペの家庭も多かったりしますし、ママの方が、子育ての全てを請け負っているという場合は、父親はあんまり興味を持たなかったり、それを見て母親も別に父親には子供のことを相談したりもしないとか、よくありますよね。

 

また逆の場合は、父親がガミガミ言ったり時には手が出たりして、母親がそれを後でこっそりなだめるみたいなケースもあるかもしれませんね。

 

どちらにしろ、日本の子育てというのは非常に情緒型というか、その場その場の、親の感情ベースで対応することが多いんじゃないかなということなんですね。

 

だから、ある時は宿題を夜になってもしていなくても、まぁいっか、と思えたり、そうかと思えば、親がイライラしている時は、なんで帰ってすぐ宿題しないの!と言ったり、なんだか一貫性がない指導になりがちです。

 

もちろん、家庭のルールがきちんとあって、子供に指導する時は、声を荒げず淡々とメッセージを伝えることができるという方も一定数いらっしゃるとは思いますが、私の知る限り、ついつい自分の気分次第で子供への対応が変わってしまいがちという方も結構多いですね。という私も、すごく疲れていると、ついつい冷たい返事になっちゃったりしますね。

 

でもね、ワンオペの場合って、結構、子供に言っているようで、実際はパパに聞こえるように子供に言ってるっていうパターンもあるんですね、子供には悪いと分かっているんですけど。

 

「お〜い、聞いてるか〜い!まだお風呂入らずゴロゴロしてるのが3人いるよ〜!こっちは別のことやってるからさっさと風呂ためてよね〜!」という気持ちが、子供に向かって「早くお風呂に入らないと寝るの遅くなるよ!」になっちゃったりね。ダメですね、はい。

 

やっぱり、親が子供にメッセージを伝えるときは、夫婦で同じ意見になってから伝える方が、効果がありますし、夫婦喧嘩を子供の前でせずに済みますし、結果子供が混乱することも減りますね。

 

そして、こういう時は私が子供と話すね、僕が話すね、ときちんと話し合った上で、子供に向き合ってあげられたら家族としてのバランスが保たれていくのではないかな、と思いました。

 

夫婦でどちらかが片方を馬鹿にしていたり、尊敬できなかったり、となるとどうしても夫婦揃っての子育ては難しくなりますので、それが離婚につながったりするのだと思いますが、もし可能であれば、子育てであれこれどうするか、ということを一旦置いておいて、夫婦でゆっくり話す時間をもってみると、意外と、灯台下暗しで、自分が知らなかった価値観を学ぶことができるかもしれませんね。

 

ちなみに、石田勝紀先生の東洋経済の記事、2018年のものですが貼っておきます。