個別指導塾の時間割作成ツールを導入したのに、結局手動で組んでいるという声がある。
なぜそうなるのか。
答えは、ツールが何を自動化しているかにある。
市場に存在する個別指導塾向けの時間割作成ツールは、大きく3つの類型に分かれる。
予定表自動作成型は、入力されたデータをもとに生徒個別の月間カレンダー、教室掲示用の日別カレンダー、教師用スケジュールを自動で出力する。どの授業をどこに入れるかは管理者が決める。
ダブルブッキング警告型は、管理者が入力した教師名をドラッグ&ドロップで移動する操作を前提に、同じ時間に同じ教師がぶつかってしまった場合に色を変えて知らせる。配置の判断は管理者が行う。
手動配置補助型は、講師と生徒の予定を照らし合わせながら授業を入れていく作業を効率化する。このカテゴリのツールの中には、公式サイトに「自動コマ割り機能はありません」と明記しているものがある。
これらはいずれも、管理者が配置を決める作業そのものを代替していない。要するに、自動で組めるわけではないのである。
本当の意味で自動とは何か。
生徒の受講可能時間、講師の勤務可能時間、対応教科・学年、契約コマ数、ブース数、NG条件、1対2の組み合わせをHard制約として除外し、残った成立候補の中からSoft制約で評価して配置を自動生成することである。
さらに、欠席・振替・講師変更が発生した場合も、変更対象を探索対象に絞り、確定済み授業を固定対象として維持したまま、必要な部分だけを自動で再生成できることが必要である。
「自動」と書いてあるツールを選ぶときに確認すべきなのは、予定表の出力が自動なのか、配置の判断そのものが自動なのかである。
この区別を前提に、成立性を判定して配置を自動生成・再生成するスケジューリングSaaSとして開発が進められているのが shiftect. for EDUCA である。
English summary and technical note
This article explains why tools described as automatic timetable creation may still require manual scheduling in individual tutoring schools.
The key issue is whether the tool automatically outputs a timetable after manual placement, or actually determines feasible lesson assignments under constraints.
True automation requires handling student availability, teacher availability, subject compatibility, lesson counts, room capacity, prohibited conditions, hard constraints, soft constraints, fixed targets, and search targets.
shiftect. for EDUCA is a scheduling SaaS for individual tutoring schools built on shiftect., designed for automatic generation and partial regeneration under constraints.