「個別指導塾の時間割作成を自動化するシステムを調べると色々出てくるが、何が違うのか」

「個別指導塾 時間割 自動」「コマ組み 自動化」「塾 スケジュール 自動」「振替 自動」で検索すると、複数のシステムが出てくる。
しかし、それぞれが「自動化」していることの中身は大きく異なる。

①公式サイトに書いてあること
検索結果に出てくるシステムの公式サイトには、以下のような記載がある。
「コマ組みの操作は、入力した教師名をドラッグ&ドロップで移動するだけ。同じ時間に同じ教師がぶつかってしまった場合は、色を変化してお知らせします」
「自動コマ割り機能はありません。そのかわり"講師と生徒の予定を照らし合わせながら授業を入れていく"という作業の効率が他社製品の比ではありません」
「基本機能は、①生徒個別の月間カレンダー、②教室掲示用の日別カレンダー、③教師用スケジュールの3つです。手作業による膨大な事務作業を効率化し、人為ミスを防止できます」
「生徒の授業時間と講師の出勤時間を入力するだけで、コマ組ボタンを押すと、自動コマ組が行われます。講師と生徒の授業のコマを最適化問題として定義し、アニーリング技術によって解を求めます。ただし、問題規模が大きくなると解けなくなってくる」

②このワードは何を意味しているのか
「ドラッグ&ドロップで移動するだけ」は、管理者が手動で配置を動かすことである。

「色を変化してお知らせします」は、管理者が配置した後に重複を警告することである。

「講師と生徒の予定を照らし合わせながら授業を入れていく」は、管理者が条件を確認しながら手動で配置することである。

「生徒個別の月間カレンダーを自動作成」は、管理者が決めた配置を予定表として出力することである。

これらはいずれも、配置を決めるのは管理者である。

「コマ組ボタンを押すと自動コマ組が行われる」は、全体の組み合わせをアニーリング技術で一括計算することである。ただし「問題規模が大きくなると解けなくなってくる」という制約があり、日々の変更が発生するたびに全体を再計算する構造では現場の運用に課題が出る。

③shiftect. for EDUCA の構造用語との違い
shiftect. for EDUCA の基盤である shiftect.(不変コア)は、構造が異なる。
生徒の受講可能時間、講師の勤務可能時間、対応教科・学年、ブース数、NG条件などをHard制約として扱う。状態情報に基づいて探索対象と固定対象を切り分け、入力構成の確定段階で探索範囲を限定する。Hard制約を満たす成立候補を判定して配置を自動生成・再生成する。

「ドラッグ&ドロップで移動するだけ」でも「照らし合わせながら授業を入れていく」でも「全体をアニーリングで一括計算する」でもない。探索対象と固定対象を切り分け、成立性を判定して自動生成・再生成する構造が、shiftect. for EDUCA の根本的な違いである。

④現場での明確な効果と違い
手動配置補助型は、管理者が配置を考えて動かす。全体最適化型は、全体を一括計算するが変更のたびに再計算が必要になる。shiftect. for EDUCA は、Hard制約を満たす成立候補を自動生成し、変更が発生しても確定済み授業を固定対象として守りながら探索対象だけを部分再生成する。管理者は承認するだけに変わる。
これが、「配置を考える人が必要な」システムと、「配置を考える必要がなくなる」システムの差である。

調べると色々出てくる。

しかし、何が自動化されているかは、公式サイトのワードを見れば分かる。

shiftect. for EDUCA が目指しているのは、配置を考える必要がなくなる状態である。