訪問介護チェーン本部がこれまで各事業所から把握できていた情報は、訪問件数・売上・職員の稼働率といった点の情報だった。
ある事業所の訪問件数が減った、キャンセルが増えた、職員が辞めたという結果は見えても、なぜそうなったのかというプロセスは見えなかった。
本部が問題に気づくのは、管理者からの報告が来てからか、数字が悪化してからだ。
各事業所の訪問スケジュール管理は現場の管理者に委ねられており、本部からは把握できていない。
shiftect.のOEM提供によって、この構造が変わる。
各事業所の訪問スケジュール作成とキャンセル・緊急依頼への再調整をshiftect.が担うことで、本部は各事業所のオペレーションをリアルタイムで把握できる状態になる。
どの事業所でどの介護職員がどの利用者をどのエリアで担当しているか、キャンセルや緊急依頼がどれだけ発生しどう対応されているか、訪問スケジュールの充足率はどの水準にあるかという線の情報が本部に届くようになる。
点の情報だけでは「結果が悪くなってから動く」しかなかった本部が、プロセスの段階で問題を察知し介入できる体制に変わる。
線で見えるようになることで、本部の加盟事業所支援の性質が根本から変わる。
訪問件数が落ちた事業所に何が起きているのかを知るために管理者へのヒアリングや現地訪問をしていたものが、オペレーションのデータから直接読み取れるようになる。
訪問スケジュールの組み方に無理があるのか、特定の介護職員に移動負荷が集中しているのか、キャンセル対応が属人的なままになっているのかが、本部から直接見える。
訪問介護は廃業が年間500件を超える厳しい経営環境にあるが、オペレーションの可視化によって本部が早期に問題を察知し支援できる体制が生まれることで、加盟事業所の存続可能性が高まる。
shiftect.のOEM提供が訪問介護チェーン本部にもたらすのは、各事業所の訪問スケジュール管理の属人化をなくすことと、各事業所のオペレーションを点から線で把握できるようにすることの二つだ。