チェーン経営において本部が各拠点から把握できる情報は、これまで売上・稼働率・利用者数といった点の情報にとどまっていた。
ある拠点の業績が落ちた、人が辞めた、という結果は見えても、なぜそうなったのかというプロセスは見えなかった。
個別指導塾であれば入退会数と売上、介護施設であれば利用者数と稼働率、訪問介護であれば訪問件数と売上。
どの業種でも、本部が把握できるのは点の情報であり、各拠点のオペレーションは現場の管理者の頭の中にあった。
shiftect.のOEM提供によって、この構造が変わる可能性がある。

各拠点のスケジューリングをshiftect.が担うことで、本部は各拠点のオペレーションをリアルタイムで把握できる状態になる。
個別指導塾であれば各教室の時間割の状態・振替対応の状況、介護施設であれば各施設のシフトの状態・欠勤急変への対応状況、訪問介護であれば各事業所の訪問スケジュールの状態・キャンセル対応の状況という線の情報が本部に届くようになる。
点の情報だけでは「結果が悪くなってから動く」しかなかった本部が、プロセスの段階で問題を察知し介入できる体制に変わる。

線で見えるようになることで、本部の拠点支援の性質が根本から変わる。
業績が落ちた拠点に何が起きているのかを知るために現地訪問や管理者へのヒアリングをしていたものが、オペレーションのデータから直接読み取れるようになる。
さらに本部が定めるポリシーをソフト制約として設定することで、全拠点の運営に本部のポリシーが反映される。
集客支援・ブランド・研修にとどまっていた本部の価値が、オペレーション支援という領域にまで広がる。

shiftect.のOEM提供がチェーン経営にもたらすのは、各拠点のオペレーションを点から線で把握できるようにすることと、本部のポリシーを全拠点に反映できるようにすることの二つだ。
この二つが組み合わさることで、本部は「結果を管理する本部」から「プロセスを支援する本部」へと変わることができる。
チェーン経営の質を根本から変えるインフラを、shiftect.はスケジューリング機能のOEM提供という形で実現しようとしている。