shiftect. for EDUCAが自動化するのは、個別指導塾の時間割作成と振替対応だ。
どちらも毎月・毎日、管理者の時間と判断力を消費し続ける作業だ。
時間割の作成がなぜ大変なのか。
管理者は1コマを置くたびに、生徒が来られる時間、その時間に出勤している講師、講師が教えられる科目、同席させてよい生徒の組み合わせ、席数・部屋数、契約内容といった全条件を同時に判定しながら配置を決める。
生徒20名×講師5名の頃はまだよかった。
組み合わせのパターンは20×5で100。
それが生徒50名×講師20名になると1000を超える。
「少し増えただけ」が「まったく別の世界」になる。
自社データでは生徒70名×平均受講数10=700コマを毎月繰り返している。
さらにそこに講師30名との組み合わせ判断が加わる。
これが月10時間から12時間かかる作業の正体だ。
shiftect. for EDUCAはこの700コマの判断を自動化し、この10〜12時間を0時間にする。
時間割が配布されてからが、また大変だ。
学校行事、体調不良、保護者の都合、講師のシフト変更。
1日あたり3〜4件、多い月では60〜80件の変更依頼が届く。
1件の振替対応がどれだけの手数を要するかというと、保護者から連絡が届く、管理者が確認する、空きコマを確認して振替先を設定する、保護者に連絡する、講師に連絡する、生徒の授業予定表を印刷する、差し替える。
これが1件ごとに発生する。
さらに怖いのは、「この日はNGだと事前に伝えているはずですが」という保護者からのクレームだ。
絶対にやってはいけないが、毎月1〜2件は必ずといってよいほど起きる。
shiftect. for EDUCAでは、保護者がスマホで変更申請を送ると、空き枠・相性・NG条件・講師勤務・教室キャパを同時に判定して最適な候補を自動提示する。
保護者が候補から希望を選んで申請し、管理者は承認するだけだ。
承認後、生徒の予定・講師のシフト・教室全体の割当が自動で整合的に反映される。
そもそも、この問題は人間の脳が処理できる範囲をすでに超えている。
700コマ分の条件を同時に処理しながら最適な配置を決めるという作業は、人間に向いた問題ではない。
それを人間がなんとかこなしてきたのは、「俺が頑張ればなんとかなる」という思考が業界全体に染み込んでいたからだ。
しかしその思考が、構造を変えることを妨げてきた。
人間の脳が処理できる範囲を超えた問題は、その処理に向いた仕組みに渡すべきだ。
shiftect. for EDUCAが自動化しようとしているのは、その構造そのものだ。