2025年12月から2026年1月にかけて、約20の特許事務所に相談した。 ほぼ全てに断られた。

 

断られる理由は、ほぼ一つに収束していた。

「AI・ソルバー案件として対応できない」というものだ。

 

なぜそう判断されたのか。

 

スケジューリングの最適化という言葉を聞いた瞬間に、多くの特許事務所は「AIまたはソルバーを使って最適な配置を計算するシステム」として処理した。

その解釈のもとでは、先行技術が膨大に存在し、新規性を主張するのが困難な案件と判断される。

 

しかしshiftect.の核心はそこにない。

 

「何を最適化するか」ではなく、「業務の局面に応じて問題の構造そのものを動的に制御する」という制御の問題だ。

AIやソルバーはその処理の一部を担う外部エンジンに過ぎない。

shiftect.の発明の本質は制御構造にあり、AIでもソルバーでもない。

この違いを説明しても、ほとんどの特許事務所には伝わらなかった。

 

なぜか。

 

「スケジューリング最適化」という言葉が、AI・ソルバーという既存の技術カテゴリに自動的に分類されてしまうからだ。 

そのカテゴリの中でshiftect.を評価しようとする限り、制御構造という本質は見えない。

 

約20所に断られ続けた経験は、この構造の説明が根本的に不足していることを教えてくれた。

 

「スケジューリングの最適化システム」としてではなく、「業務文脈に応じて入力構成を自動決定する制御技術」として説明できる相手を探す必要があった。

 

その相手との出会い。

それが出願への転換点になった。