言語化の作業を進める前、この構想には仮の名称をつけていた。

AIrrange(仮称)と呼んでいた時期がある。

しかしその名称は、システムの核心を正確に表していなかった。

 

「AI」という言葉が前面に出ることで、このシステムの本質がAIにあると誤解させる。

実際には違う。

核心は、業務の文脈に応じて最適化処理への入力構成を自動的に決定するという制御構造にある。

AIはその処理の一部を担う外部エンジンに過ぎない。

言語化の作業を経て、解くべき問題の構造が明確になった。

 

スケジューリングの最適化計算そのものではなく、業務の局面に応じて問題の構造自体を動的に制御するという問題だ。

この制御の本質を名称に込める必要があった。

 

shiftect.という名称はShift(状態・局面・構成を切り替える)、Architect(構造そのものを設計する)、Protect(確定済み配置を守る)の三つを組み合わせた造語だ。 シフトを設計し、崩さず、守る。

この三つの概念が、shiftect.の設計思想の核心を端的に表している。

ブランド表現としては「Shift. Architect. Protect.」と表記される。

 

名称の変更は、思想の確立を意味した。

「配置を決める判断の構造そのものをシステムが担う」という発想が、この時点で明確な形を持った。

 

shiftect.は、個別指導塾の時間割作成と振替対応、施設介護のシフト作成と欠勤・急変への再調整、訪問介護の訪問スケジュール作成とキャンセル・緊急依頼への再調整を自動化するスケジューリング最適化システムだ。

業務の文脈に応じて最適化処理への入力構成を自動的に切り替える制御構造を核心とし、特願2026-026989として出願、早期審査が承認されている。