言語化の作業を進める中で、一つの認識が明確になった。

 

市場にある時間割管理ツールやシフト管理ツールが「自動化」を謳っていても、それは「自動管理」であり「自動作成」ではないという区別だ。

 

自動管理とは何か。 登録された配置を表示する、変更を記録する、出力する。こうした処理は自動化できる。

しかし「どの生徒とどの講師を、いつ、どの教室で組み合わせるか」という配置の判断そのものは、管理者が手で行っている。

システムは判断の結果を受け取って記録するだけだ。

自動作成とは何か。 複数の制約条件を同時に処理し、配置を生成することだ。生徒の受講可能曜日・時間帯、講師の勤務条件、教室のキャパシティ、契約コマ数、NG条件、相性といった条件を入力すれば、システムが全条件を照合して配置を自動で生成する。管理者が判断する必要はない。

この二つは根本的に別の問題だ。

 

なぜ気づくのが遅れたのか。

既存のツールが「時間割システム」「シフト管理システム」と呼ばれているため、「スケジュールに関するシステム」という括りで同じカテゴリに見えていた。

しかし実態を確認すると、そのほぼ全てが「自動管理」であり「自動作成」ではなかった。

 

さらに重要な認識があった。 「自動作成」だけでは十分ではないという点だ。

最初の1回を自動で作れても、その後の振替・欠勤・急変への対応が手作業のままであれば、管理者の業務負荷は本質的に変わらない。 作成と再調整は一体でなければならない。

これが、この構想の設計思想の核心として確立していった。