2024年9月、20年前に渋谷の会社で一緒に働いていた元同僚と再会した。
20年ぶりではなく、その間も断続的に連絡はあった。
ただ、同じ方向を向いて何かをやろうという話になったのはこのときが初めてだった。 互いにそれぞれの仕事を持ちながら、AIという共通の関心が再会の文脈を作った。
元同僚はSEだった。 技術的な実装能力を持つ人間と、AIへの関心と事業経験を持つ自分が組めば、何か形にできるのではないかという感覚があった。
AI×新規事業という大きな枠で話が始まり、具体的に何をやるかを探る時期が続いた。
この時期、自分の中ではすでにAIへの理解がある程度蓄積されていた。
1年以上毎日AIと対話し続けた結果として、「AIをツールとして使いこなす方向」と「AIの得意領域と人間の得意領域を構造で分ける方向」という二つの考え方が自分の中で明確に分かれていた。
元同僚との企画はAI×新規事業という入口から始まったが、その後の展開でこの二つの方向性の違いが表面化することになる。
2024年9月の再会は、その後の判断の起点になった出来事だ。