1. どうして私の商品はスルーされるの?
「投稿にいいねは付くのに、申し込みがゼロ…」
「値下げしても反応がない…」。
そんな経験、ありませんか?
実はそれ、サービスが悪いのでも宣伝が足りないのでもありません。
“物語”が足りないだけかもしれません。
2. ストーリーってなに?
難しく言えば「物語」。でも本質はシンプルです。
自分の体験を、順番に並べて話すこと。
昔 ○○で困った → きっかけがあった → 今 △△に変わった → 同じことで困る人を助けたい。
この流れさえあれば、誰でもストーリーを語れます。
3. なぜストーリーで心が動くの?
脳科学の実験では、数字だけを示されたとき記憶に残る人は約10%。
ストーリーとセットにすると約70%が覚えていたそうです。
物語は“記憶に残るフック”。聞く人は自分ごととして想像しやすくなり、自然に「この人の話、もっと聞きたい」と感じます。
4. ストーリーの作り方 ― 4ステップ
-
むかし(Before)
どんなことで悩み、どんな気持ちだった? 恥ずかしいほど共感が集まる。 -
きっかけ(Trigger)
本・人・失敗・涙…「だから変わろうと思った」瞬間を語る。 -
いま(After)
努力の結果、どう変われたか? 数字があると分かりやすい。 -
あなたへ(Message)
同じ悩みの人に「これを届けたい」と呼びかける。
5. 実際のストーリー事例
事例① 片づけが苦手だった M さん
-
むかし:部屋が散らかり自己嫌悪。
-
きっかけ:心理学の本で「片づけ下手は心のクセ」と知る。
-
いま:部屋も心もスッキリ。整理収納アドバイザーに。
-
あなたへ:「片づけで自信を失う人に“心のクセ直し”を伝えたい!」
この投稿だけで同じ悩みを持つ人からメッセージが殺到し、3か月で予約待ちに。
事例② サーカスの像の物語り
サーカス好きの少年は舞台裏で鎖につながれた大きな象を見つけました。
「なぜ逃げないの?」と聞いても誰も答えられません。
旅の賢者はこう言いました。
「象は生まれたときから鎖につながれ、小さい頃に何度も逃げようとして痛い思いをした。だから大人になっても“どうせムリ”と思いこんでいるんだ。」
一歩踏み出せば自由になれるのに、昔の失敗の記憶が心の鎖になっている――。
私たちも「どうせ無理」と思いこみチャンスを逃していませんか?
6. あなたの物語を書いてみよう
-
紙を4つに折り「むかし/きっかけ/いま/あなたへ」と見出しを書く。
-
3分タイマーで思いつくまま書き出す。
-
感情・数字・色・匂いなど五感ワードを足す。
-
声に出して読んで「小6でもわかる言葉」に直す。
7. ストーリーを発信するときの3つのポイント
-
写真やイラストを1枚入れる – 文字だけより2倍読まれる。
-
むずかしい漢字は使わない – 「構築→つくる」に置き換え。
-
最後は呼びかけで終わる – 「同じ悩みならコメントしてね!」と行動を促す。
8. ストーリーがもたらす6つのすごい効果
効果何が起きる?
いいこと共感「わかる!」と感じてもらえる。
応援してもらえる。
信頼作り話でなく実体験だから安心。
クレームが減る。
価値UP。
値段より想いで選ばれるから値下げしなくて済む
9. もうひとつのミニ事例 ひなたベーカリー
-
むかし:30種類焼いても売れ残り赤字。
-
きっかけ:常連の小学生が「いちごパン大好き!」と笑った瞬間。
-
いま:いちごパン+季節の3種だけを焼き毎日完売。
-
あなたへ:「“みんなに好かれる”より“1人を笑顔に”で世界が変わるよ!」
ポスターにこの物語を貼ったら写真がSNSで拡散→ファンがファンを呼ぶ流れに。
10. よくある質問(Q&A)
Q 大きな成功体験がありません。
A 人は「すごい話」より「リアルな話」に心を動かされます。小さな変化こそ共感ポイントです。
Q 失敗をさらけ出すのが怖い…。
A むしろ失敗を見せる人の方が「ウソがない」と思われ、信頼につながります。
Q 長文は読まれない?
A 見出しで区切れば長さより読みやすさが勝ちます。短すぎるとストーリーになりません。
11. よくある間違いと、その直し方
12. さらに効果を高める3つのスパイス
-
比喩:「心のモヤモヤが雲みたいに晴れた」
-
時間のカウント:「たった1週間で」「3年かけて」
-
セリフ:「もうムリだ…」と私はつぶやいた
13. ストーリーと脳の不思議な関係
物語を聞くとミラーニューロンが働き、相手の感情を“自分のこと”のように感じます。
広告を100回見せるより、1回のストーリーの方が強い――理由はここにあります。
14. さっそく今日から行動!
-
ノートを開き4見出しを書き3分ずつメモ
-
つなげて音読
-
ワクワクしたらそのままSNSへ!
あなたのタイムラインは広告ではなく物語で輝き始めます。
15. まとめ
ストーリーはだれにでもある宝もの。
立派なドラマは不要。泣いた夜、踏ん張った朝、そのすべてが次の誰かを動かす燃料です。
象の鎖を外すのは、いまこの瞬間のあなた。
あなたの物語が、たくさんの心に灯りをともしますように。
→ 個別セッションはこちらから