遅くなってしまいましたが、印傳博物館様の夏展示「印傳の型紙」が始まっております。

 

今回もポスターや目録などお手伝いをさせていただきました。
 

 

印傳の型紙は「伊勢型紙」で知られる三重県鈴鹿市白子町に特別注文しています。

着物の型紙と比べ、やや大き目となっています。
型紙はまず型地紙作りから始まり、繊維の多い美濃和紙を柿渋で固めて作ります。

彫りの種類は「突彫り」「錐彫り」「道具彫り」「縞彫り」の四種があり、単独の彫り方もあれば一枚の型紙にいくつかの彫りを組み合わせて出来たものもあります。

彫刻に用いる道具も職人が製作し、模様によっては数十種類必要となります。

型紙を彫る作業は根気を要し、高度で繊細な手仕事といえます。
 

ぜひご来場の上、型紙をご覧ください。

印傳博物館HP