スタジオシフトです。

景観の仕事もしているので、ちょっと雑談。

日本での景観法は平成16年に公布された比較的新しい法律です。

先月の京都の看板撤去で一躍有名になった屋外広告も含まれますが、
山梨でも富士山の世界遺産、南アルプスのエコパークで厳しい規制が伝えられています。

以前に景観とはその場所にあったものでなくてはならないというお話をさせていただきました。

京都には京都の景観があり、大阪の心斎橋の大型看板もその街の特色を出している景観であり、例えば甲府を考えても町中のそれと武田神社周辺の歴史遺産地域では違うというお話。

今日は電柱についての雑談。

今は電柱地中化が叫ばれて、電柱は悪しきものとして扱われています。
景観意識が高いヨーロッパでは電柱は地中化は当然ですね。

私も基本的には電柱地中化は賛成です、それは写真のような電線電柱は美しいとは到底思えず、ただ電力を供給すればいいという状態になってるからです。



でももう片方の自分の意識の底にある町並みには、必ず郷愁を誘う電柱が存在しています。

この模型(たぶん映画ALWAYSのセット模型)のような風景が自分の中に存在しています。

原風景とでも言うのでしょうか。



電柱の貼り紙も、いまの貼ってあるような金融とかのイヤらしいものじゃなくて、

「洋服の寸法直ししますよ・・・電話番号00-0000」みたいな手書きのもの。


きっと多くの日本の人の記憶には、電柱のある美しい風景があると思うのです。
そう、電柱を美しくすることも景観的にはあるのだと思います。


場所場所で、電柱はいらない所、電柱があった方が美しい場所というのがあって、

なんでもかんでも他所の国を真似するのではなく、日本では日本の景観を考えることも大切だと思うのです。
何が日本の美、何が美しいのか?という基準で行うことが大切だと思うのです。

ちょっとした雑談でしたが、私は基本的に電柱地中化には肯定的なのですけどね。