スタジオシフト代表の深澤竜也です。


知らないコトも嫌いです。

騙されるコトも嫌いです。

しかし惑わされるコトが最も嫌いです。



前の日記で、誰を信じるのではなく、自分を信じることを書きました。

自分の責任において、自分の身体を守る。

だから自己責任において、被災地の食産物を食べるし、水も飲むと言いました。


知らないコト・・・もちろんそれはいろんな情報を得た上で、自分が信じるものを見つけての話しです。


騙されるコト・・・誰かが何かを隠してる? どこかが嘘をついている? そんなこと、実はどうでもいいと思う。これだけの情報量の中ですから、自分自身で真実を見極めるだけです。


惑わされるコト・・・流される様々な情報に対して、その都度踊らされる。
いろんなプロもどきの人まで発言する。
人間は立場により発言も変わります。
状況や環境によっても変わります。
自分の心の芯に太い柱が欲しいものです。



ここで一つ考えたいのが、「風評被害」と「危機管理」の違いです。




Softbankの孫社長が「風評被害」と「危機管理」の違いを明確に解説してるので、引用させていただきたい思います。


【風評被害】「事故や事件の後、根拠のない噂や憶測などで発生する経済的被害」

【危機管理】「不測の事態に対して事前に準備される、被害を最小限に食い止めるための対策」

今、政府やマスコミに求められるのは、最悪に備えた人命の危機管理.。
(引用ここまで)


野菜の出荷、水道水の乳児の飲用を控えるなどの指示が出され、東日本の空気中に放射性物質が含まれているという報道もされました。


「害はない」「大丈夫」「安全」と言われているものに対しても、「危ない」「不安だ」「逃げないと危険」などの声があがるようになりました・・・これは風評被害でしょう。


「食べたくない!」「飲みたくない!」「ここから逃げたい!」「こわい!」などの言葉を発する人たちに対して、「風評被害だ」などの声が出るようになりました・・・少なからず放射性物質の影響を受けているものに対して、それを避ける行動は「危機管理」と言えるかもしれません。




国は口にしてもいいものは市場に出しています。

それを信じるか信じないかは、個人の判断です。

必要な情報は自分自身で取る、やたらと不安を煽るだけのような情報は拡散しないように心がけたいものですね。




枝野官房長官が会見で話していたことですが、

「今は、原発事故の処理に対して全力を注いでいるために、その先の事までは考えていない」

真に受けるなら・・・いやそうであって欲しいと願うものですが、それは俄にには信じがたいものです。

原発に関わる人達はそうだと思うのだけど、もっと上のところでは、もしくはあまり関係しないところでは、「この国のこれからの在り方」を論じているはずでしょう。


被災地域をどのように復興していくか?は、新しい国を創造しないと作れない規模の災害でしたからね。


まだまだこの話しをする時ではないように思いますが・・・・


単純に考えても、これから原発を作るかどうかは、すぐには進んでいかないでしょう。

もし原発がなければ、電力が不足するという前提にたった時の話しですが。

電力不足は、各企業の生産力を低下させ、強いてはGDPを落とすことになります。

生産力の落ちた企業は、雇用を削減する→雇用喪失→経済循環が成り立たないという事態を招き、

日本は「構造不況」に陥る。



ODA大国だった日本は、一時的にでも援助を受ける側になるかもしれない。

開発援助が減少した国や日本企業に頼っていた国は、さらに苦しくなり悪循環を産むという、世界を巻き込む恐れも十分にあります。




言いすぎましたm(_ _)m

電力の供給源を作らない限り、

日本は電力不足の中でやりくりをしていくことになります。

東日本の50Hzを西日本の60Hzに合わせるかもしれない。


電力使用量の20%が家庭、あとは企業であることからも、企業にどれだけの余力があるかも問題ですね。

これまた単純ですが、海外に拠点を構えるところも少なくないのではと思います。



キリがないのでこの辺で・・・。



日本はこれから、明治維新や太平洋戦争と同規模の改革を迎えます。

その時に国を動かしたのは、やはり「理想」だったと思います。

今の日本に、これからの世界に必要な理想とは、やはり自然と融合した科学を作っていくことだと考えます。

私たちはこれから、その理想を作っていきましょう。



ヤバい、話しがデカくなりすぎた・・・
というか、まだこの話しは早すぎましたね、ゴメンナサイm(_ _)m


追記:
電力不足の話しばかり書いてしまいましたが、こういう意見もあります。
「週刊金曜日」に掲載の原発無しでも電力はまかなえるというものです。
何を信じるかは自分次第ですね。

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