スタジオシフト代表の深澤竜也です。


1月14日。

私たち家族が始まった日。



今日、2011年1月14日は私と亡き妻の21回目の結婚記念日。

なんでこんなに寒い時期に?

それは、当時私が働いていた会社が一番暇な時期であったこと。

なにより私の誕生日1月9日を過ぎて、二人が同じ歳になった後に結婚記念日を迎えられるから・・・そういう理由でこの日を選んだ。



21回目のうち、7回目までは一緒にいた。

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だからメモリアルキャンドルも7回目までは灯火がともされていた。

8回目以降は進むことがない。

ここで停まったきり・・・。

死別コミュで多くの人が、亡くしてから時間が止まるということを言ってるけど、それを写真として表しているキャンドル。



だけど本当に自分の時間は止まっていたのか?というと、常に動いていたことがわかる。


娘は5歳と3歳から、19歳と16歳になり、それぞれ大学と高校に進学。

お姉ちゃんは来年の今頃には成人式を迎えている。

私が止まっていなかった事の生きた証。

人間は決して止まることはできないのだと実感する。



でも、前に進んでいるか?と問われれば、果たして進んでいるのか?と思う。

死別した当初から体重が18キロ増えたけど、今はまたダイエットによって、元に戻った。

また若い頃のように恋愛をはじめたいと思う自分がいる。

結局、同じところをグルグル回っているだけなのか・・・いや死別してなくても、人生ってそんなものじゃないかとも思う。

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死別してから7年間、毎日通ったお墓。

今は命日や家族の誕生日、お彼岸、そして今日の結婚記念日など、何かある時だけ訪れるようになった。

「どうだ、体重元に戻っただろ?やる時はやるんだよ」などとお墓に向かって自慢する。

「リバウンドしなければスゴいけどね」と答えられたような気がする。



人間て不思議なもので、悪いことは忘れてしまうという脳を持っているようだ。

私たち夫婦もいつも仲良くしていたわけではなく、夫婦喧嘩などもしていたはず。

でも憶えていない。

楽しく、綺麗な思い出しか残っていない。

年が経てば経つほど、記憶は美化されていく。

そんなこともあって、死別者の新しい恋愛は難しい。

「居ない人には勝てない」と言われたこともある。

そんなつもりは毛頭ないのだが、相手がそう思ってしまう。

自分の力が・・・言葉が・・・それとも愛が足りないのか・・・若い頃のようには愛を表現できないこともある。



しかし、その美しい記憶も薄れてきている。

14年も経てばそんなものか・・・。




あの頃は幸せだった。

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子供を幼稚園に迎えにいった、その帰りのこんな風景を見ても辛くなった時がある。

いや今でもちょっと辛いけど、微笑ましく見れるようになった自分がいる。


「あの頃は幸せだった」・・・今から10年後、今の自分を振り返ったら、同じことを言ってるかもしれない。

娘達が大きくなって、その成長を見ているだけでも幸せを感じる。




でも今から10年前の自分を振り返ると、とても幸せと言える状況ではなかった。

生きることに必死で、次から次へと起こる不幸の連鎖に、心身がついていかなかった。

自分にとって死別後から7年間は、「失われた7年」だったと思う。



だけどそこを越えてから、幸せを感じられるようになった・・・そして今がある。



今日の仏壇には4本の線香をあげた。

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いつもは私と娘二人の3本が立っているが、今日は家族4人分。

今日が私達家族の始まった日だから。



今日は特別な日にしか自分に許していないワインを呑もう。

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今日ぐらい二人で呑みたい。



そして妻を送ってから灯したことのないキャンドルの灯。

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一気に21年まで埋めてしまおうか・・・。

やっとこのキャンドルを押し入れから出すことができたのだから。

14年分を一気に埋める。

それがやっとできるようになった。

一気に時間を取り戻そう。