このオルセン監督のエピソードをもう一つ。

$スタジオシフト代表 深澤竜也のブログ




ホテル入り初日のことである

デンマークチームが来日し、ホテルでの歓迎セレモニーを受けた後、

宿泊先のホテルの支配人と料理担当のコック長が監督の部屋へ挨拶に訪れました。

「これからの数日よろしくお願いします」という言葉とともに、

支配人とコック長には聞いておきたいことがありました。

それは食事の問題。

他国の宿泊先ホテルに連絡をすると、食事でかなりもめたという事を聞いていた

「口に合わない」「母国の材料で調理してくれ!」といった文句を。


それを監督に聞いたところ、

「一切お任せします そちらが用意される料理を我々はご馳走になります」

この言葉に驚いた支配人とコック長だったが、さらに・・・

「こちら和歌山をキャンプ地に決めたときから、食事もそちらにお任せしようと私と選手たちは言っていた。

選手も理解している、全てをあなたたちにお任せします」


「和歌山で有名な食材は何ですか?」と彼は聞いた

「和歌山では魚が有名です、カツオという魚が特に有名です」と・・・

「それでは、そのおいしいカツオを我々に食べさせてください

あなたが腕をふるって、おいしいカツオを選手たちに食べさせてやってください」


さすがバイキングの国、今のソマリア海賊とは心が違う!


この食事に対する『良き姿勢』は監督だけではありませんでした。


ある選手が通訳に、

「デンマークでは食事するとき神への祈りをするのだが、日本では食事始める時に何かするんですか?」

『たいていは手を合わせて『いただきます』と言ってから食べます」と答えた

すると彼は・・・

「こうやるの?」と通訳に聞きつつ、手を胸の前で合わせた。

彼は顔の前まで手を上げると、その姿のまま、コック長の方へ向き頭を下げました。

それを見ていた他の選手たちも彼にならい、手を顔の前で合わせた。

この時から、食事のたびに手を合わせる選手たち。

コック長は、「今の日本人でも『いただきます』『ごちそうさま』言えない人が多いのに、外国の人にあんなことされたらね~~むちゃくちゃ嬉しかったですよ」と


この最初に手を合わせた選手は、トマソン。

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このトマソン選手・・・この大会では4得点をあげ、デンマークを決勝トーナメントに進出させた立役者です。

南アフリカ大会でも試合に出ていたし、

あの元日本代表・小野選手がいたオランダ・フェイエノールトに同じ時期に所属していたことでも有名だよね。


その3へ続きます。