スタジオシフト代表の深澤竜也です。

長文ですが、少しは意味があると思うので読んでくださいね(^^)



11月にソウルでG20サミットが開催されますね。

今回のサミットの大きな議題は「金融」ということですが。


サミットというと、私には忘れられない「伝説のスピーチ」があります

1992年ブラジルのリオでおこなわれた地球環境サミットで、世界各国の首相が並ぶなか、その冒頭で13歳の女の子セバン・スズキが、今では伝説となっているスピーチを行ないました。
「セバンのスピーチ」で検索すると出てくると思いますが、その一端を紹介します。


「太陽のもとにでるのが、私はこわい。

オゾン層に穴があいたから。呼吸をすることさえこわい・・空気にどんな毒が入っているかもしれないから。

父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。

そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。

それらは、もう永遠に戻ってはこないんです。
(中略)
 
こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。

まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。
でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。

あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを・・・。

オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。

死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。

絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。

そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。

どうやって直すのかわからないものを、壊しつづけるのはもうやめてください。」



YOU TUBEに出ていたので、掲載します。



痛烈な批判にドキッとしました。18年前、まだ環境問題が世界的にあまり知られていない時代です。

13歳の女の子のこのスピーチが、世界中にECOの意識をもたらしたのです。

そして訴えていることは「生物多様性」の問題にまで及んでいますね。

「COP10生物多様性条約会議」

10月に名古屋で開催されます。



セバン・スズキは現在31歳になり、世界中を足で旅しながら環境問題を訴えています。

今は環境問題が日常的に、また習慣的に行われるようになりましたが、

サミットが行なわれるたびに、このスピーチを思い出し、何かを始めなければ・・・と考えさせられます。

クリエイターとして、何か貢献できることはないだろうか?

いや人間としてですね・・・。