スタジオシフト代表の深澤竜也です。

私のような仕事をしていると、企画がボツになったり、コンペで負けてしまったりすることもあります。

もう一生日の目をみない企画をボツのお墓に送り、埋葬いたします。


自分がプレゼンに参加した企画コンペで、今年始めて負けました。

昔は結構負けていたけど、年齢とともに勝率も良くなっているので、負けるとショックが大きいです。

でも残念だけど、負けは負け。

これで夏のコンペ三連戦は、2勝1敗になりました。

久しぶりのボツ企画の墓場行き。

ここに掲載してバイバイです。


今回のコンペはある有名な建築デザイナーが設計したJRの某駅。

世界的な建築デザイナーが作ったのに人が来ない。

だから常に人が集まる場所・・・活性化を図りたいとの要請。

テーマは冬に行うイルミネーションイベント。

相手は4社・・・・すべて東京から参加。




「イルミネーションでは勝負できない」ここからスタートしました。

他の会社はイルミネーションの専門や専門家に依頼している企業。

私の立てた企画は
「常に人が集まる場所」から「駅をこれから日本中にどういう形でアピールしていくか?」

地域活性化の企画で勝負しました。


私のプランの概要です。

「全国の恋人や夫婦が集まるカップルの愛のパワースポットにする」

熊本県菊池市に「龍王神社」という縁結びの龍王様が棲むと言われる神社が、愛のパワースポットとして注目を集めています。

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この神社には古くからの云い伝えがあります。

神社の下にある川の淵。

雄の龍が棲んでいる「男龍淵」と雌の龍が棲んでいる「女龍淵」から、

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それぞれ男女が神社に登り、夫婦杉の元で結ばれる。

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この神社とのコラボレーションで駅を「愛のパワースポット」に変貌させ、日本中からカップルを集めよう・・・というもの。



イルミネーションイベントは、南口の与えられているテーマは富士山。

南口を男龍淵から導き「男龍口」と名付け、男の入り口としました。

私はあえて「パワーを呼び込む形」をモチーフにし、デザインしました。

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中央の富士山とその周辺にある「宝珠」こんなものです。

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宝珠には「いかようにも想い願いをかなえる力」があると言われています。




対して北口は「女龍口」と名付け、女性の入り口としました。

与えられているテーマ「昇仙峡」は、宝石の街山梨の発祥の地。水晶の産地でした。

龍が手に持っている勾玉は水晶でできていると伝えられています。

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バラバラに配置された赤のイルミネーションが、ある一点から観ると「龍が勾玉を持ってる」形に見え、撮影スポットとなります。

そしてオーナメントも

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勾玉の形です

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勾玉の形にすると「人を幸せにするパワーが宿る」と云われています。




そして男龍口(南口)から上がった男性と、女龍口(北口)から上がった女性が、駅の通路で出逢い、結ばれるというストーリーです。

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ボタンを男女が同時に押すことができたら、中央の水晶とハートが輝くというゲームです。

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フォーチュンカードを100円でJRの切符売り場で買うとボタンが押せます。

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このフォーチュンカードを買って、ボタンを押して、名前を書いて、ハートのリースにおみくじのように結びつける。

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このハートのリースは駅のシンボルマークにしましょうともちかけました。

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いくつものハートを組み合わせた「無限大ハート」

無期限有功の愛。


このマークをモチーフにし、将来的には海ほたるの「幸せの鐘」のような

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カップルのシンボルモニュメントを作って、カップルがいつ来ても楽しめる駅「愛のパワースポット」にしていきましょう。

龍王神社の絵馬やお守りをキオスクで常時販売し、絵馬に関しては一定数集まったところで、神社に送り奉納してもらう。


そしてベストカップルコンテスト。

10代から80代までの年代別の代表カップルがベストオブベストを競うコンテスト。

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そんな企画でしたが、最終的には5社中2社の中に残り、決戦投票で敗れました(ノ_・。)

敗因は・・・・イルミネーションの球数。

私たちの2万3千球に対し、先方は7万球。

私たちが提案したのは、日本製で信号機やベンツなどの高級車のヘッドライトに使用されているLEDで、先方は外国製の安物。


光度にして4倍、耐久年数にしたら5倍の違いがある「高いけど良いもの」の提案をしたのですが、結局球数で決められてしまったようです。


この企画、お蔵入りいたします(ToT)

でも逆に採用された企画は公表できないんだよね~。

だから皆さんは私が何をやってるのかわからないんだけどね(^O^)