大学受験の時予備校に通っていた際の講師が

話していたこと、思い出した

その講師によると

「自分は文学舐めていた」

「夏目漱石読んで、ふーん(俺もっといける)」

「芥川龍之介読んで、全然(このレベルかよ)」

「だが、三島由紀夫を読んだ時、あ、もう、敵わない、と悟った」

とのこと


敵わない、

自分の実力には及ばない、それを目の当たりにした時、そう思うのだろうか



私には

圧倒的に才能としては、芥川推し

あの文章のキレと短編まとめ方は、本当に類を見ないと思っている


漱石さんは、真面目なコツコツ文士


三島由紀夫さんは…

作家、文士の作品とは別の顔を持ち

もっと強く現状を打破したいと

抱える悩み問題提起が強かったのか


もちろん私が文豪様達に意見するのは、おこがましい


私も、書くことは好きだった


高校生のとき

山田詠美さんの作品を読んで

これは、敵わない、自分には無理だな、

と…


そのとき、

「個人差」とか「多様性」とか

思えたなら、


もしかしたら、変わっていたのかな


負け犬の遠吠え

ならぬ


今、自分が

「自分でしかできないこと」


それを積み重ねていく

それが人生だと


今ならわかる