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中津市 シールドベース ヤナリ で修行の日々を載せていきます☆

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ヒトの身体の中にはこの地球で生命が誕生して以来の生命史38億年史のデータがその60兆個の細胞内の6マイクロメートル直径の核内の2メートルの糸状二重螺旋構造のDNA上に刻まれ、

その1.5%部分3センチの遺伝子が発動することでヒトの命は養われており、また60兆個のヒト細胞内に平均して300匹以上が共生する好気性光合成細菌のαプロテオバクテリアを起源にもつ

ミトコンドリアにも環状二重螺旋構造のリング状のDNAが備わっており、これら細胞核DNAとミトコンドリアDNAのふたつのヒモとリングのラセンの絆(きずな)が織りなす身体宇宙のありようが、

動的平衡な日々のヒト生理現象として展開しているのであり、その生理過程における様々な現象はすべて基本的には細胞核DNAのセントラルドグマを中心に回転しており、

セントラルドグマとは「DNA→mRNA→タンパク質合成」の働きを意味し、つまりは生命現象とはいかに正しくタンパク質を合成し、タンパク質の機能を維持し、タンパク質の力を利用して命を養うか、ということになるのであり、

このタンパク質の保守管理のすべてを担うヒートショックプロテインという生体防御タンパク質の全容を知らなくば、生命現象の何たるか?など理解できないのは当然なのだ。

わたしはヒートショックプロテインの実力に開眼して以来、本ブログではずっとヒートショックプロテインフェチとでも呼べるほどにヒートショックプロテインに関しての記事を連発し、

事あるごとにヒートショックプロテインという言葉を使用してきたが、どれだけヒートショックプロテインという言葉を多用してもいまだにヒートショックプロテインの実力のすべてを描き切れていないもどかしさを感じている。

まあとにかくヒートショックプロテインがあっての命であることは皆さんも肝に銘じておいてください。

さてガン細胞の真相ですが、ここまで「ガーディアン エンジェル」シリーズを通して見えてきた癌パラダイムの変容で一番大きかった収穫が自分的には何かと申すと、

それはガン細胞というものが日々3000個から100万個または数億個という説もあるが、とにかく大量のガン細胞を生み出しながらヒトは通常生理を行っているということであり、

これだけのガン細胞が生じながらも2兆個の総数をもつ免疫細胞が常にガン細胞をパトロールしては見つけており、ガン細胞がヒートショックプロテインであるユビキチンの力でHLAクラスⅠにガン抗原を付着させて

「わたし、ガン細胞やってます」という標識をガン細胞の細胞膜に表示するとリンパ球のキラーT細胞がこの標識を見つけてはガン細胞をパーフォリンとグランザイムとフラグメンチンの三種のタンパク質分解酵素をかけてアポトーシス誘導し、

細かくなったアポトーシス断片はマクロファージに貪食されて跡形もなくガン細胞は消えてなくなっており、

またキラーT細胞が見つけることができないタイプのガン抗原非提示タイプのガン細胞はNK細胞が見つけてキラーT細胞と同じくアポトーシス誘導しのパターンでガン細胞が消去されての

このキラーT細胞とNK細胞による通常生理で発生するガン細胞の自然治癒があるからこそヒト体内に日産で数億個も発生している自然癌がすべて分解消去しているという事実を目の当たりにできたことはとても大きな収穫と呼んで良く、

このような通常生理における自然癌の自然治癒という事実に改めて驚愕と感嘆の念を抱いた次第です。

マクロファージや樹状細胞もガン細胞を貪食してHLAクラスⅡ経路を使ってガン抗原を提示し、特にヘルパーT細胞へとガン抗原の情報を伝達しガン細胞の消去に加わっており、

ヘルパーT細胞はその後サイトカインを分泌しキラーT細胞とB細胞を賦活しますし、またマクロファージなどはTNFaという腫瘍壊死因子というサイトカインを分泌することで直接にガン細胞を壊死させる能力を秘めており、

つまりマクロファージの異物弁別レセプターであるトールライクレセプターを刺激しマクロファージを活性型に変化させてマクロファージに腫瘍壊死因子の分泌を促す事ができる多糖体やヒートショックプロテインは天然の抗ガン剤とも言えるのであり、

またマクロファージや樹状細胞や他の免疫細胞が分泌する分子言語でありリガンドであるサイトカインこそが実は抗ガン剤と呼んでしかるべき物質群なのであり、

現代医学の世界で利用されているインターフェロン系の抗ガン剤になると1グラム3.4億円、注射器1本で33億円もの腰を抜かす程の高値が付くというのだが、

インターフェロンγはNK細胞とキラーT細胞とヘルパーT細胞の3つの重要な免疫細胞を賦活するNKT細胞が分泌するサイトカインなのであり、

つまりは時価何億円の抗ガン剤は実はこの自分の体内に常在する免疫細胞のNKT細胞が日々合成し、分泌してくれていたというわけなのです。

いいですか?ここがキモもキモ、チョー大事なところっすよ!

抗ガン剤なんて他所様(よそさま)から貰ったり、注射したり、服薬する必要などさらさらないのですよ!

自分の免疫細胞のマクロファージが腫瘍壊死因子という抗ガン剤を分泌し、自分の免疫細胞のNKT細胞が時価数億円の市販の抗ガン剤に匹敵するインターフェロンγを分泌し、キラーT細胞やNK細胞はパーフォリンとグランザイムとフラグメンチンという抗ガン剤を分泌することで

これら自前の抗ガン剤を使ってヒトは日々ガン細胞の瞬発的なATP産生力を利用しながら自然癌と共存共栄し、

この自然癌が産生する乳酸によって細胞内を酸性環境にすることでガン細胞内に侵入した細菌やウイルスは死滅し、ガン細胞が乳酸をサイトゾルに大量に放出することでガン細胞内は変性タンパク質である乳酸タンパク質が蓄積し細胞が固くなるのだが、

細胞を固くし硬質化することで実は細胞核ゲノムを守っていたと言えるのです。ガン細胞にはガン細胞の役目がある。

ちゃんと役目があるからこそ自然発生しているのがガン細胞なのであり、このようなストレス対応細胞と言えるガン細胞が日々、数億個も産生されることも当然、許容範囲の生理現象なのであり、

数億個ほどの自然癌など2兆個の免疫細胞と膨大なヒートショックプロテインにいとも簡単に抑制され消去されることで健康は維持されていたのです。

自然癌あっての健康!

自然癌はあくまで私たちの仲間であり、命の糧(いのちのかて)だったのです。

身体には敵などいないように、ガザ地区の子ども達も決して敵ではないのです。

なぜ子ども達が犠牲にならねばならないのか?いや大人だって!

ガレキの中から拾い抱き上げられた幼い少女、浜辺で遊んでいた少年の哀れな姿、赤ん坊と妻の骸(むくろ)にうつぶせになり泣きむせぶ夫の背中。

癌を敵視する医学の世界が生みだした紛争がここにある!

真の癌とは現代人の思考パターンに潜む二項対立という宿痾だったのです。

中医学の癌治療の目指すところは「滞留生存(たいりゅうせいぞん)」、

つまり癌がありながらも共存する世界です。

3.11福島第一原発事故による大規模な放射性同位元素の拡散がもたらす癌カタストロフィーを目前に控えた今、

癌の真相を探り、免疫の本質に迫った本シリーズは、3.11後を生きる私たちにとって有益なコンテンツとなりました。

少し本シリーズを延長して続けます。


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抗がん剤治療で お亡くなりになったお客さんを何人もみてきておもうことアリアリ。
3.11で 真実は テレビやマスコミじゃないことを 学びました。