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【社会】
福島事故後 初のMOX 関電、輸送数明かさず

2013年6月27日 夕刊


関西電力高浜原発に到着した輸送船から陸揚げされるMOX燃料=27日午前、福井県高浜町で
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 原発の使用済み核燃料を再処理したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を積んだ輸送船が二十七日午前七時ごろ、フランスから関西電力高浜原発(福井県高浜町)に到着した。東京電力福島第一原発の事故以降、MOX燃料が国内へ新たに運び込まれるのは初めて。

 到着したMOX燃料は高浜3号機用で、船で約七十日間かけて運ばれた。関電は当初、二○一一年の輸送を予定していたが、福島事故の影響で延期になっていた。関電は核物質防護を理由に、原発構内への運び入れが完了するまで、発注したMOX燃料二十体のうち今回、何体を輸送したかを明らかにしない。

 関電は七月八日に原発の新規制基準が施行されるのを待って、高浜3、4号機の再稼働申請を原子力規制委員会に出す方針。申請では二基とも、MOX燃料を使うプルサーマル発電が前提となる。高浜原発構内には一〇年に運び込んだ3、4号機用のMOX燃料十二体も保管されている。

 東日本大震災の前には、高浜3号機を含む国内の原発四基がプルサーマル発電を導入。〇九年から順次運転を開始していたが、そのうちの福島第一原発3号機(廃炉決定)では、事故による炉心溶融と水素爆発が起きた。

 <プルサーマル発電> 一般の原発(軽水炉)でMOX燃料を使う方式。高速増殖原型炉「もんじゅ」の運転再開の見通しが立たない中、国の核燃料サイクルの中心に位置付けられる。しかし、燃料の溶け出す温度が通常のウラン燃料よりも低く、制御棒の利きが悪くなるなど、安全面での懸念も指摘される。安全協定により、実施する際には地元自治体の同意がいる。