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ソビエトのチェルノブイリ原子力発電所4号機の事故では、192トンの核燃料のうち4パーセントが大気中に放出されました。
これは広島型原爆500発分に相当する放射性物質が拡散したことを意味し、その結果、ウクライナでは九州より少し広い面積である5万平方キロにも及ぶ肥沃な農地や森林資源を放射能汚染により喪失したのです。
ウクライナ政府は、因果関係を医学的に立証することは困難としながらも、原発事故関連の疾病被害者は約260万人、このうち子供が62万人と発表しています。
日本の福島第一原子力発電所事故に関する、米国エネルギー省のデータによると、合計11,138本の使用済燃料集合体は、ほぼ全てが福島第一原発敷地内にあるプールの中に格納されていると見られています。
ロバート・アルバレス博士(Institute for Policy Studiesの上級学者。1993-1999国家安全保障と環境省の長官および次官の上級政策アドバイザー)の計算によると、それらはおよそ3億3600万キュリーの長命の放射性物質を含んでおり、そのうち約1億3400万キュリーはセシウム137で、それは米国放射線防護審議会(NCRP)が見積もったチェルノブイリ事故で放出されたセシウム137の総量の約85倍に相当します。
オーストラリアのヘレン・カルディコット医学博士(社会的責任を果たす医師団 創立会長、傘下組織である核戦争防止医師会議 は1985年にノーベル平和賞を授与)は、今回の福島第一原子力発電所事故による放射能の影響で、白血病はこれから2-3年で出現し始め、5年でピークを迎え、固形癌は事故後10年から15年で出現し始め、今後70年から90年に渡る世代間で頻発する可能性があると忠告しています。
放射線生物学や先天性奇形、何代にもおよぶ遺伝性疾患について、また、放射能に対する感受性は、子供達は大人の20倍であり、女の子は男の子の2倍、胎児の感受性は子供達より更にもっと高い、ということを理解するように忠告しています。
即ち、福島第一原子力発電所で最悪の事態が起きた場合には、日本の100万人以上の子供達が疾病被害者となる事が予測されるということです。
福島第一原子力発電所が日本の存亡を脅かす危険であり続けている理由:
1)1、2、3号機では完璧な炉心溶融が起きています。日本の当局も、核燃料が圧力容器の底を抜けてメルトスルーしている恐れを認めています。
この結果、意図せざる再臨界(連鎖反応の再開)あるいは強烈な水蒸気爆発も起きかねないとの観測も出ています。
そのどちらが起きても、環境に対する放射性物質の大放出を引き起こしかねません。
2)1号機と3号機からは、とくに強烈な放射能が発生しており、近寄れない場所になっています。この為、事故発生以来いまだに補強工事は行なわれていません。
強い余震に襲われた時に耐えることができるか、定かではありません。
3)損傷した各号機に、当座の措置として設置された冷却水の管は、瓦礫や破片の間をくぐり抜けています。防護されておらず、ダメージにはとても弱いものです。
このため、核燃料の過熱を防ぐ冷却システムの停止につながり、さらなる放射性物質の放出を伴う核燃料の損傷、新たな水素爆発、あるいはジルコニウム火災や使用済核燃料プールにおける溶融さえも引き起こしかねません。
4)4号炉の建屋および骨格は重大な損傷を受けています。
4号機使用済核燃料プールは総重量1670トン、それが地上30メートルの高さにあり、しかも外壁のひとつは外側に撓(たわ)んでいるのです。
もし、この4号機プールが倒壊したり水が抜けたりしたら、強烈な放射能の照射で、原発敷地の全域に立ち入りができなくなります。
福島第一原子力発電所には、全ての核燃プールを合わせるとチェルノブイリの85倍ものセシウム137が貯蔵されているのです。
以上に掲げる事故がひとつでも起きた場合には、福島第一原子力発電所の一帯で深刻な事態を及ぼし、重大な結末をもたらし得るのです。
最善の対策を求める為の提案:
1.先ず利害や弁明にとらわれない真に公正な分析がたいへん重要になります。
その為には、日本政府が独立した国際的査察チームの派遣協力を求めることが必要です。
2.そして、この未曾有の危機に対抗する英知を集めた立案計画の実行には、国際的な技術支援を受け入れる事も必要となるでしょう。
3.同時に、政府は最悪の事態に陥った場合の対応策を、米軍の協力(核実験、核戦争への備えという点でも核災害時の対処方法に大きな知見を有する)も含め、備えておくことも必要です。
国会も皇居もある、日本の中枢である東京もが、短時間の内に不毛の土地となる可能性があるという、史上空前の破局が予測される事態なのです。
放射能の食物連鎖に及ぼす影響などを含めると、その被害は更に国外へもおよぶ広範囲なものとなる事が予測されています。
2012年10月21日
松 村 昭 雄
主だって協力を頂いている関係専門家:
アーノルド・アーニー・ガンダーセン博士 (Dr. Arnold Arnie Gundersen)
アメリカ Faire winds Associatesの主任技術者。元原子力企業上級副社長。
原子力技術界でレジェンドと言われる世界的な権威者。
39年にわたる原子力技術に関する経験 と知識を持ち、米国連邦政府にもスリーマイル島事故を含め、原子力保安専門家として度々意見を求められ進言している。
福島第一原発の災害に関しても多くの国からその権威ある意見を求められている。
ロバート・アルバレス博士 (Dr. Robert Alvarez)
アメリカInstitute for Policy Studiesの上級学者 (核軍縮、環境、エネルギー政策の問題に専念している)。
国家安全保障と環境省の長官および次官の元上級政策アドバイザー(1993~1999)。
ユージン・ベリコフ博士 (Dr. Evgeny Pavlovich Velikhov)
ソビエトThe Kurchatov Institute理事長(ロシアの核エネルギー研究所)。
前ソビエト科学アカデミー副総裁。
ロシア安全保障会議(3/18/2012、クレムリン)で、メドベージェフ大統領とプーチン首相は、キリエンコ・ロスアトム社社長に、福島原発事故に対する分析と認識を求めた。
ベリコフ博士と密接に働くキリエンコ社長の報告では、日本にて最初の段階で、問題の重大性が正しく評価されなかったという事が指摘された。
日本の会社が、問題を自社の力だけで解決できると思って、その結果、状態を完全に変えることができるタイミングが失われた、として日本の危機感の無さと対応に悲観的な認識が示されている。
ハンス・ピーター・デュール博士 (Dr. Hans-Peter Durr)
ドイツ 世界で最も尊敬される原子力物理学者の一人でドイツの権威あるMax Planck Institute for Astrophysicsの元所長。現在はNuclear-Free Future Award所長。
ゴードン・エドワード博士 (Dr. Gordon Edward)
カナダ Canadian Coalition for Nuclear Responsibilityの共同創立者。
ヘレン・カルディコット博士 (Dr. Helen Cardicot)
オーストラリア Physicians for Social Responsibility (社会的責任を果たす医師団) 創立会長(1978~1983)、傘下組織であるInternational Physicians for the Prevention of Nuclear War (核戦争防止医師会議) は1985年にノーベル平和賞を授与。
スティーブン・スター博士 (Dr. Steven Star)
アメリカ「社会的責任を果たすための医師団」の上級科学者。
スコット・ジョーンズ博士 (Dr. Scotto Jones)
アメリカ元上院外交委員長Claiborne Pellの補佐官。
元米国海軍士官で長崎広島原爆投下チームパイロットの一員でもあり、補佐官になる前には米欧の原爆戦略に関する資料(Nuclear Weapon Target)の 別添を作成。
クロード・ミック・キックライター (Gen. Claud Mick Kicklighter)
アメリカ元陸軍中将 (Western Common 1989-1991)
管理人の説明:
その生涯を世界平和のために政府、ビジネス、精神指導者間の架け橋造りに捧げてきた人々に、ワールド・ビジネス・アカデミーは「チェアー」を用意しているのですが、そのひとつを著名な外交官・松村昭雄氏のために設置することを、同アカデミー取締役会は採決しました。
ゴルバチョフ(真ん中)と歓談する松村昭雄氏
このペーパーは、こうした松村さんの世界第一級の専門家たちとの交友の中から生まれたものです。
このペーパーにまとめられていることは、松村さんの世界的な交流ネットワークのうち、原子力(発電)分野における世界トップクラスの科学者の間で共有されている共通見解です。
昨夜、NHKの科学技術解説員、水野倫之氏が福島第一原発4号機のすぐ近くで取材したときの模様をレポートしていました。
「震度6には耐えられると(東電が)言うものの、冷却水を送るビニールホースを金属製の配管に一刻も早く交換すべき」と強調していました。
もちろん、震度6に耐えられる、というのは東電発表のものです。
まだ、日本の公共放送は、この会社の根拠なき発表を信じているのです。
この松村さんのペーパーにある 被曝に関する世界的権威ヘレン・カルディコット博士が、来日公演ツアーを行います。
その合間に、11月21日(水)に大阪市で記者会見を行うことが緊急決定した模様。
博士は橋下徹大阪市長に表敬訪問することを交渉したものの、 橋下市長は多忙を理由に拒否。
そんなことですから、21日の大阪市での緊急記者会見も、橋下氏はカルディコット博士との接見は拒否するでしょう。
橋下氏では、このノーベル賞クラスの学者に対峙することは無理かもしれません。
しかし、それが二度も拒否となると、彼の「脱原発宣言」は疑わなければならないのです。本当に脱原発を推進するつもりがあるなら、そんなことはありえないからです。
橋下徹氏が、衆議院選挙後にも「原発推進派」に変わることがないよう希望する、と言っておきます。
どうか、日本の有権者に、次の選挙で選ぶ候補者を間違えてしまったら、本当に未来がないということを1年後にやっと理解する、というような不幸が訪れないように。
まだ自分の選挙区から誰が立つのか決まっていないものの、そろそろ、自分の希望する国会議員を調べておいたほうがいいかと思います。
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選挙はマスコミに洗脳されないように、しっかり選別しなければいけないですよ☆彡